
↑ 風エレと間違えやすいですね
さて、フライングマウントはいわば「蒼天のイシュガルド」を象徴する「売り」でもあったもの。
私自身、発売前はフライングマウントだけは優先的に取りたいと
考えていたほど当初は楽しみにしていました。
ですが、ご存知の通り無条件でもらえるものではなく、
「風脈探し」というプロセスを踏まなくてはなりませんでした。
さらにそこにはメインストーリーやダンジョンクリアといった
条件まであることも後々知りました。
そのことを知ったとき、一番に思い浮かんだのは
「簡単に飛ばれたら悔しいじゃないですか」
(元ネタ「簡単にクリアされたら……」という
FF11スタッフによる発言)という言葉でした。
一方で「風脈」を設定した開発の気持ちもなんとなく理解できました。
まずはフィールドを実際に走って欲しい、空を飛ぶのはそれから……。
力を注いだフィールドだったでしょうからね。
私はイシュガルド隣接エリアは無条件(もしくはそれに近い状態)で
飛べるならという条件付きで、風脈はあっても良いと思っていたのです。
(ただ、フライングせずに動きたくなるようなフィールドを造ることも大切だとも思っています)

↑ なぜ、そこまで縛るのか。
なんといっても、空を飛べるのは拡張の売りのひとつだと私は思っていましたし、
マウントというものはプレイヤーにとっては欠かせない「生活必需品」です。
「持たない」「後回しにする」という選択肢を取ることが非常に難しいものです。
だからこそ、もっとゆるい条件で(特に序盤は)フライングマウントを
使わせてみるべきでした。特にクエスト絡みはなくてよかったと思います。
率直に言って、導線もひどいものです。
チョコボをもらった時点で、
メインストーリーを中心に進行しているプレイヤーが行けるのは
「アバラシア雲海」「クルザス西部高地」の二ヶ所だと思いますが、
この時点でどちらの風脈も全ての開放は出来ません。
フィールドの風脈10ヶ所に加えて、
「クルザス西部高地」ではもうしばらくメインストーリーを進めて、
さらにサブクエストをいくつかこなした上で取得できます。
サブクエストをまったく進めていない人なら、さらに他のサブクエもやる必要があります。
「アバラシア雲海」に至っては、さらにあとになってようやく全開放のようです。
フライング対応のチョコボをもらった時点で、
オルシュファンに
「クルザス西部高地の飛行許可はとってあるから自由に飛んでみてくれ。
ただし、その先は自分で飛行許可を取ってもらいたい」
くらい言わせても良かったんじゃないかと。
風脈を探すという条件をクリアしないといけないにしても、
どちらかのエリア(実質、西部高地のみ)では、
オルシュファンからもらった時点の状態で、
メインストーリーをそっちのけで風脈だけ探しても
全開放できるようにした方が良かったのではないかと思います。
現在はクエストで取得する風脈については
実装時とは異なり、楽になっているということです。
ですが、そういう問題ではないと思います。

↑ 風脈なんてっ!
飛べるチョコボを持っていながら飛べないストレス。
まさに目の前にエサだけぶら下げられている状態。
やっていて楽しくないし、走りまわらされるばかり。
既に沢山の人が風脈の情報をあげてくれている今でもそう思ってしまいます。
コンパスで探してわいわい言い合えたのも序盤だけ。
8ヶ所目あたりからはもうぐったりしてきています。
実際に体験したおかげで、
実装時に多くの人たちが「風脈はつまらない」と言っていたことが
とてもとても納得できる時間を過ごすことが出来ました。
風脈と似た要素で、「探検手帳」があります。(私は新生版は全クリア済)
こちらも色々と不満点などがあげられた要素ではありましたが、
私はこれを楽しんでやっていました。
なぜなら、これは「やってもやらなくてもいい」要素だから。
必要性に駆られないからです。
早くやらないとパーティに迷惑かける!みたいな気持ちにならなくても良い類のものだから。
先に書いたとおり、マウントは生活必需品です。
取らないわけにはいかないです。
蒼天の「目玉」を早く体験したいというのもそうでしょうし、
今後のゲームの進行上、持っていないより持っていた方がいいだろう
というのは誰でも予想がつきます。
実際にイシュガルドエリアのフィールドを走ってみても、
隣接エリアからフライングマウント前提の作りとなっているのははっきりと分かりました。
ここ飛べたら楽になるだろうなーって何度思ったか。
そりゃ、みんな頑張って探しますよ。開放しないと始まらないですし。
多分、私たちもずっとFF14をプレイするなら、文句言いながらでも開放してたと思います。

空を飛べる……
その開放感は素晴らしいと思います。
笑われちゃいそうですが、チョコボポーターですらテンション上がりましたし。
実際に飛べるようになったあとの評判は決して悪くありません。
「フライングマウントはいいよ」「楽しい」「移動が楽」といった声をよく聞きます。
「景色が素晴らしい」「色んな形の島があることが分かった」
「空からでないと分からなかったオブジェがある」などなど、本当に楽しそう。
今回の経験から、隣接エリアくらい飛べたって
……という自身の以前からの思いをますます強くするに至りました。
今後、もしかしたら、FF14は海にいくのかもしれないし、
より高い空にいってしまうのかもしれないし、地下にもぐるのかもしれません。
そして、そのときにはそのつど新しい仕様のマウントが出る可能性があります。
水脈を探せ、ワームホール(!?)を探せ、地脈を探せ
みたいなものにならないといいな、と思います。
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