お疲れ様でしたっ

もうかれこれ四ヶ月ほど前にクリアした星唄M。
クリア直後に軽く終わったことは書いたものの、
ちょうどお話のまとめを書いていたのでちゃんとした感想を書くことはありませんでした。
ようやく書けるー!となったときには、もう桜も散ったようなこの時期で。
(あ、北海道なんかだとまだこれからかもしれませんね)

本当は先月くらいにはまとめを書き終わり、
桜と共にイロハを見送ってあげたいと思っていたのですが、
想像以上にボリュームがありました。

星唄Mは主要NPC総出演!という非常に大きな制約がある中で、
本当にうまくそれぞれのキャラの設定などがまとまっていたと思います。
人によっては反対もあるかもしれませんが、
各ミッションの進行度によって少し話が変わったり、
また足止めになってしまったりといったことも含めて素晴らしいと思いました。
特に足止めに関しては、最後の大型ストーリーだったからこそ
出来た演出だったかもしれませんね。
(各ミッションを絡ませたことで、フラグ管理に関してはプレイしている側も
把握しきれない部分があるのはどうしようもなかったですけどね。)

【前回までの星唄M】
クリスタル内部でとらわれたイロハをフェニックスの力で解放すると、
その力は「暗闇の雲」の「欠片」が実体化を引き起こした。
実体化によってようやくまともに戦うことが出来るようになったイロハと冒険者は
苦闘の末についに暗闇の雲をちり一つ残すことなく消し去ることに成功する。
ヴァナ・ディールの未来はまだ続く。しかし、その場に冒険者はいなかった。

■ すべてが星の唄となる

あの瞬間。暗闇の雲の力が一点に収束し、破裂したとき。
すぐそばにいた冒険者はそれに巻き込まれてしまったのだろうか。

涼やかな虫の声が聞こえる。
竹の葉が擦れる音がする。
水のせせらぐ音がする。

自分の身体がどこか自分のものではないような感覚を少し覚えながら、
いつの間にか冒険者は醴泉島の川のほとりにいた。

(生きてる……?)

まずはここがどこかはっきりと分かる場所へ……と足を運ぶ冒険者。
そこに聞こえてきたのはイロハの声だった。

イロハ
師匠ーーーー!!!

【前回までの星唄M】
醴泉島のクリスタルに存在した「小さな欠片」……暗闇の雲が残したそれは、
クリスタルを蝕み、イロハをとらえ、今もなおヴァナ・ディールを闇で包み込まんとしていた。
攻めあぐねていたテンゼンと冒険者の前に現れたのはライオン、そしてプリッシュだった。
絆の力で使うことが出来るフェイス。アフマウ、リリゼット、アシェラも召喚され、
彼女たちはさらなる力をもって冒険者に助力してくれた。
彼女たちの活躍とテンゼンの攻撃が、ついにクリスタルに蔓延っていた闇を消すことに成功した。
いよいよ冒険者はクリスタルの内部に入ってゆく。

■ 勾玉の輝き

いよいよ内部へ

ライオンたちの願い、テンゼンの思いを胸に、
冒険者はクリスタルの前に立って一呼吸する。

中にはきっとイロハがいる。
そして、ヴァナ・ディールを無にしてしまおうとする者もおそらく……いる。

そっとクリスタルに触れると、吸い込まれるように冒険者の身体は
クリスタルの内部へと導かれた。

内部はまるでエスカのように、色のない空気に覆われていた。
広場があり、その周囲には壊れかけた円柱がいくつも囲むように並んでいる。
広場の地面は、まるで鏡面のような、水面のような……
透き通っていたので下の様子もうかがえた。

下を覗くと、何もかも吸い込まんと、雲がうごめいている様子が分かる。
柱は下部にも続いていて、一見すると高い塔の最上階にいるようにも見えた。
上空を見上げれば、そこも黒い雲で覆われており、渦を巻いていた。

よくみると……

さらによく見ると、周囲よりももっとどす黒い雲が、
広場の中心で何かを抱えた状態でたちのぼっていた。

(イロハ!!)

【前回までの星唄M】
イロハが何かに囚われている白昼夢を見た冒険者は、異変を察し、醴泉島へ直行する。
醴泉島には先にテンゼンも到着していたが、彼の前にある醴泉島のクリスタルからは
あの輝きは失われ、代わりにどす黒いモヤと影を確認することが出来た。
その影こそが暗闇の雲が残した欠片が増大したものであった。
冒険者とテンゼンはその根源を叩くために鳳凰丸の導きに従って、
ラテーヌ高原のストーンサークルに向かう。
そこで、ヴァナ・ディールに様々な形で存在する大いなるものたちが、
一堂に会し、冒険者への力添えをするのだった。

■ 真のフェイス

大いなるものたちの息吹が宿った勾玉を持った冒険者は、
急ぎ醴泉島の祠に戻ってきたが、そこは既に以前の若々しい輝きに満ちた
クリスタルのあった場所とは思えぬほどの状況であった。
周囲はどす黒く影に覆われ、クリスタルはかろうじて見える程度。
はっきりと何か異形のものがそこにいることが分かる。

その惨状に絶句する

テンゼンがクリスタルに駆け寄ろうとした……が、
あまりの光景に足が止まってしまう。

すると、その動きに反応してか、影の中から爪を覗かせた。
狙いを定めたその爪は、まっすぐテンゼンを突いた。
冒険者も咄嗟に武器を構えた。

テンゼン
来てはならぬでござるッ……!
力がごっそりとそぎ落とされたような、この感覚……。
あれに触れては、ならぬでござる……。


冒険者の方に振り返り、静止しようとするテンゼンの背後からは、
爪がとどめを刺そうとゆらゆらとテンゼンに迫っていた。

【前回までの星唄M】
暗闇の雲を打ち払うことに成功し、イロハも無事に戻ってきた。
だが、雲を払ったことにより、イロハが今の時代に姿をとどめることが出来る
タイムリミットは迫っていた。
師匠である冒険者と最後の言葉を交わし、そして消えてゆくイロハ。
ようやくヴァナ・ディールは元の姿を取り戻したのだった。

■ 眠りの底で

故郷へ向かっていた冒険者は小さなひっかかりを感じていた。
そう。あのとき、女神アルタナに「人」としての場所に送ってもらっていたとき、
かすかに聞こえていた言葉だ。
なんと言っていたのか、懸命に思い出そうとする。
が、きちんと思い出すことが出来ない。
「小さい」何かがどうだと言っていた気がするのだが……気のせいだろうか。

しかし、故郷の門をくぐったとき、冒険者をまた白昼夢が襲ったのだった。

(イロハ!?)

イロハはまだ消えていなかった

イロハ
未来は変わり……私めは……解き放たれるはず……
しかし、クリスタルの唄は止まり……
暗闇の雲が再び、時を捕える……


真っ暗な闇の中に一人祈るような姿のイロハ。
目をこらすとイロハは何か囚われてしまっているようだ。。

やはり、まだ終わっていなかった。
そう確信した冒険者は、またも醴泉島の祠へと向かった。