【前回までのアドゥリンM】
なかなかまとまらない十二家に不安を隠せないアシェラ。
そんな状況の中、風水士のイキから地下水路の水の流れが変わってしまったことを告げられる。
地下水路はもともと初代王オーグストの墳墓であると同時に、
風水を利用した「退魔の術」が施された巨大な封印装置でもあったのだ。
水流が変わった原因を調べたところ、水路は人為的に爆破されたうえに、
施された術も「召魔の術」に書き換わっていることが分かった。
これを緊急事態だと考えたアシェラは緊急十二家会を開くことを決める。

■ 不死君バラモア
イキの後押しもあって、アシェラが召集した緊急十二家会でしたが、
城にはすべての十二家は集まってきませんでした。
中には緊急の召集に露骨に不満を述べるものもいます。

アシェラ
「大切な話があるのです。アドゥリンの未来に関わる話です。」


何かと口うるさい商務大臣のチェイロマチェイロは、さっさと終わらせて
他に山積している大きな問題を片付けようと言い出しました。

チェイロマチェイロ

PIOワークスのレイも開拓窓口を仕切っている以上、
地下の話よりも地上で起こっている問題を優先したいと訴えます。

まず、アシェラは今回の地下水路の崩落、水の流れの変化は
地震によるものではないと伝えました。
その言葉をうけて、イキが詳しく説明をはじめました。

イルドベール

説明を聞いた十二家。
開拓反対派は「初代王の呪いがまたはじまった」と頭を抱え、
開拓推進派は「いっそ交霊祭でもやって派手に全部祓ってしまえ」と強がります。
しまいには双方でケンカまで始まる始末。

レジナルド/アムチュチュ

そこにやって来たのが、独自に調査をしていたアムチュチュとレジナルド。
人為的に爆破されたことを裏付ける発言に続き、
その爆発物について大変なことを言い出しました。

アムチュチュ
「(爆破に)使われたのがメルヴィアン特製の地雷火だって」


要するにメルヴィアンが過去の文献から複製した、
時限爆弾装置とそっくりのものが使われたのだと。
メルヴィアンという名前に驚く一同。
なぜならば……

フレミラ
「メルヴィアンさんは既に亡くなられています。」


口を挟んだフレミラでしたが、今度は犯人が分かったと言ったり、
やっぱりデザートにしようと言ったり……。
確かにフレミラは少しお調子者なところがありますが、
それにしても少し様子がおかしいです。

フレミラ
「苦しみの続く生からの解放……死による、救済……。
ああ、そうよ。とてもとても楽しいひと時が、はじまるの……ふふふ。」


その様子を見ていたアシェラが冒険者と顔を合わせました。

フレミラの茶化した様子に苛立ったイルドベールが、怒声を浴びせようとしたその時でした。

私の話はまだ終わってませんよ。

「おじいちゃま。私の話はまだ終わってませんよ?」

イルドベールの腕を簡単にひねり上げ、そして、投げ飛ばすフレミラ。
驚き、唖然とする周囲の人々を前に、フレミラは続けました。

「あなたたちは全員が等しく虫けらだよ。地面を這いずり回るだけのね。」

気がつくとフレミラは少し地上から浮いていました。

フレミラ?
「ま、いい頃合いかな。この身体もいい加減疲れてきちゃった。
ほんと動きづらいったら、ありゃしない。」


フレミラの中から現れたのは

フレミラがまるであやつり人形のように空中に釣られます。
そして、中から彼女を操っていたのは……

バラモア登場

「アドゥリン十二名家の方々、お初にお目にかかる……
ボクの名はバラモア。三魔君が一柱「不死君」の称号を持つモノさ。」


そして続けて呼び出したのはなんとメルヴィアン。
椅子に腰掛けたメルヴィアンはずっと目を閉じています。

メルヴィアン再び

この状況に当主達も当然混乱気味です。
そして、その混乱に乗じてか、皆をまとめようと奮闘していたアシェラに
疑惑を向けようと喋りはじめました。

メルヴィアン
「どうやら真実はなにも伝えていないようですね。
あの日、あの場所で起こった悲劇を。
そこにいる<冒険者>と……あなたがいったい何をしたかを。」

「隠し事は疑心に繋がる、自らの首を絞める行為だ。
燻っていた火種はいずれ大火となって、その身を焼くことになりますよ。
反省してください。大いにね……。」


さらにバラモアは「君たちにささやかなプレゼントを」と、
何かを仕掛けました。

「過去、偉大なる王様に背いた者たちは度重なる不幸に
見舞われたんだってね、面白いじゃないか。
これからしばらくしてその頃みたいに、楽しいことが起こるかもね。」


地下水路の結界が破られた今、魔の力から守る障壁もない状態で、
バラモアはアドゥリンの人々に対して呪いをかけたのでした。

「ボクはすぐ近くにいるよ。見つけてご覧。
そしたら、呪いは解けるかもしれないよ?」


そういって高らかに笑うとバラモアとメルヴィアンは消えました。

残された人々の混乱は予想どおり。
イキが落ち着くように促すものの、
この状況を正しく理解できていたものはほとんどいませんでした。

そして、フレミラを抱きかかえたアシェラに向けられる疑惑の目。
イルドベールがアシェラに対して糾弾をはじめようとしたときでした。

「いい加減にしてくださいッ!!!」

訴えるアシェラ

この期に及んでも、なお「推進派、反対派」にこだわる人。
国民の求めるものを見ず、十二家の権利ばかりを主張する人。
開拓者にまかせきりの開拓。良いところしか見ずに問題点は見ないふり。
嫌なことがあれば責任のなすりつけあい。

アシェラ
「そんなことをしている場合ではないのですよ。真実にしっかり目を……」

この小娘がっ!

「黙らんか、小娘がッ!!」

イルドベールがカッとなってアシェラに怒声を浴びせました。
チェイロマチェイロも今回の騒動についてアシェラに種明かしをしろと言い放ちます。

謂れのない疑いの目を向けられ、思わずきつく睨み付けるアシェラ。
その瞬間、チェイロマチェイロがぱたりと倒れてしまいました。
そうです。バラモアの語った「楽しいこと」が早速はじまったのです。

ですが、そんなことだとは思いもしない一同。
マルグレートが倒れた彼を調べると息がありません。
それを見たイルドベールはアシェラへの疑いが半ば確信につながった様子。
そして、PCKワークスのグラッツィグもまた、
騒ぎの中心にいつもアシェラがいることを「元凶」と言って彼女を見ました。

グラッツィグ/レイ・ランガヴォ

この状態で十二家会をこのまま続けることなんてとても出来ません。
レイがひとまず互いに引くようにすすめ、十二家会は中断することになりました。

城から出て行く十二家。
アシェラとも縁の深いスヴェンヤも
「あれは言いすぎでしたよ……」と言って静かにその場を離れました。

マルグレート/スヴェンヤ

バラモアの策略もあって十二家の間にはこれまで以上に深い溝が刻まれてしまいました。
これまでの事態を見てきたアシェラは口惜しさでいっぱいです。
何より、自分自身の不甲斐なさにうつむいてしまうのでした。


バラモアの予言どおり、次々と街では異変が起き始めます。
無力感に打ちひしがれるアシェラに冒険者はどうするのでしょうか。
続きはまた今度。


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今回は本当に見ていてアシェラに肩入れしてしまいました。
これまでも一部の十二家はアシェラのことを忌避したり、
あくまでもユグナスの次の人扱いだというのは見てとれていたのですが。

チェイロマチェイロが口を出すシーンでは、
冒険者が彼のうるさい口を塞ぐ選択肢があります。
一つは普通に口をふさぐ、
もう一つが後ろから蹴飛ばす、という内容で、
見ている人の気持ちを代弁するかのようなものでした。

個人的に残念だったのはスヴェンヤの振る舞いでした。
スヴェンヤはアドゥリンでは敬愛されている人物で、
アシェラの兄ユグナスの母代わりといっても過言ではないほどの関係性があります。
そんなスヴェンヤはアシェラともそれなりに縁があるエピソードが
他のクエなどで触れられています。
その彼女が、アシェラに触れもせずに立ち去ったことが残念です。
せめて肩にでも手を置いて、言葉をかけていってくれれば、
アシェラへの思いやりがもっと感じられたのですが。

ここで触れると長くなるので書きませんが、
他のクエストで見せるスヴェンヤの姿を見ていると、
なんとなくこの態度が分かる気もするんです。
彼女の性格からこうなのかなぁと想像できる部分があるんです。

あと、年長者のイルドベール。
「小娘」とアシェラのことを罵ったのは、
普段からそう思っていた部分が出てしまった言葉だと思います。
でも、どちらかというと頭の固い自分達のことをズバリ指摘されて、
「痛いとこ突かれた!」というところでムキになってしまったのかなと思います。
意外とあとで「やってしまった……」と反省してそうです。

ただ、イルドベールは法務大臣なんですよねー。
もうちょっと冷静に公平に見て欲しいと思ってしまうんですが。

フレミラは今回もいい仕事!
彼女のキャラがあったからこそ、
最初バラモアに乗っ取られていることなんて思いもしませんでした。
いつか夢のアシェラ様の侍女(今はアドゥリン家の侍女)になれるといいね。

アシェラは今回の件で、現実を突きつけられた格好となり、
さらに状況の悪化でやや浮いた存在となってしまいました。
本当に辛そうで、こういうときはどうしてあげればいいのか……。


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