【前回までのアドゥリンM】
ハデスの手がかりを探している最中に、シルダス洞窟やヨルシア森林で
これまで見たことのない魔物が目撃されるようになったことを聞きつける冒険者。
モリマーの話でこれがハデスの臣下「三魔君」の「ドクマク」「アシュラック」の
二体であることが分かる。モリマーと手分けしてこれを討つ冒険者。
再びアシェラと合流したとき、目の前に現れたのは不死君バラモアだった。

■ 天守へ至る鍵
目の前に現れたバラモアはおどけるように、拍手をしながら、
冒険者たちがドクマクとアシュラックを倒したことを褒めました。

「いやー、期待以上の活躍だよ。」

バラモア
「これで、冥王ハデスへのお目通りが叶うよ。」


冒険者が持つドクマクとアシュラックが残した
紋章のようなものを指してバラモアは言いました。
それだけ言うと、自分は観客としてどのような展開になるかを
最期まで見ていると高らかに笑い、また消えてしまいました。

この紋章がハデスに繋がるカギ!
ハデスがいるのはラ・カザナル宮の天守。
早速、アシェラと冒険者はその場に向かいました。

この扉の奥にハデスが……

この扉の奥にハデスがいます。
ですが、モリマーとダラクァルンがまだ来ていませんでした。

もう少し待とうと、アシェラと二人扉の前で待っていたところに、
遅れてきたダラクァルンが走ってきました。

ダラクァルン
(戻れ!その先に進んではならん!)


その思念は一瞬遅く、抗えない力によって、
アシェラと冒険者は扉の奥へと転移されられてしまいました。
ダラクァルンもそこに必死に飛び込みます。

そこにいたのはメルヴィアンの形をしたハデス。
すでに人ならざる者の気配を存分に漂わせています。

ハデス
「人はみな、心に闇を抱えている。それは生まれ持った呪いのようなものだ。
知っているかい?人は死に、肉体が失われたとしても、魂は不滅なんだ。」


ハデスは魂に囚われた生き方は意味がないといい、
死による救済を行い、魂の救済を行なうと語りました。

ハデス
「世界は気紛れだ。
時折、特別なモノが生を受ける。僕はそれを「魂の覚醒」と呼んでいるがね。
あの王、オーグストもそうだ。世界に名だたる聖人、偉人、変人、奇人……。
なにかに突出したモノたち。いまこの僕の前にいる君たちもそうなのかもしれない。
何らかのメッセージなのか。
幾重の転生を繰り返してきたこの僕ですら、いまだわからない命題だ……。
楽園の扉を、開くべきモノかもしれない。」


そして、ハデスはいわばそれを阻害しにきたアシェラと冒険者の無謀さを笑いました。

ハデス
「絶望しろ。絶対的な力の差というものになッ……!」


おもむろにハデスの足元から湧き上がる瘴気。
背には禍々しい羽が生えます。圧倒的な力。

もはや人ではなく

「ハァデェェエエェスッ――!!!」

ハデスに向かって一直線に飛び込んできたのはモリマーでした。

振り下ろす斧と明らかに余力のあるハデスの力。
その衝突が激しい光となってモリマーを弾き返しました。
悠然としたハデスの前に冒険者たちも完全に動きが止まっていました。

モリマー
「まだこいつには勝てねぇ!!
ダラクァルン!姫さんを乗せて、<冒険者>とここから逃げろ!」


ダラクァルンは何かを知っているのか、そのモリマーの言葉に従いました。

アシェラ
「なぜです!みんな揃ったいまなら……!」
モリマー
「違う、そうじゃねぇ!わしらには勝てねぇ「理由」が……」


一瞬、アシェラの方をみたモリマーにハデスが容赦なく攻撃を加えました。
吹き飛ばされたモリマー。

厳しい相手に苦戦するモリマー

心配するアシェラたちに向かってモリマーは早く行けと声を張り上げました。

モリマー
「いまは引け。あとのことは、「アイツ」に任せてある……!
長くはもたねぇがお前らが逃げる時間稼ぎくらいはしてやるさ。」


ダラクァルンが動きました。
ですが、まだモリマーが心配なアシェラ。

ダラクァルン
(急げ!)


きつく促され、アシェラはダラクァルンに乗りました。
後ろ髪を引かれる思いでその場から離れる一行でしたが、
ハデスはその背後を狙って魔法を放ちました。
モリマーの弱点。それは仲間の犠牲。

すぐ後ろに迫ったハデスの魔法。

ハデスの魔法が迫る!!

もう、間に合わない……!

そう思った冒険者が出来たことは、
自らがアシェラとダラクァルンをかばい、立ち塞がることでした。
両手を大きく広げて魔法の前に立ちふさがった冒険者。
その身体を魔法が貫くことはありませんでした。

すんでのところで進行が止まったのは、
モリマーがその身をもってハデスの動きを封じ込めたからでした。

足元は氷で固められ、動けないモリマー。
しかし、その上半身はがっちりとハデスを抱え込んでいました。

モリマー
「馬鹿やろう、止まんなッ!」

ダラクァルン
(見捨てることなどできぬ!我も残り、共に戦おうぞ……!)

モリマー
「腑抜けたこと抜かしてんじゃねぇ!
無闇やたらに突っ込むなって教えてんだろーが。いまが、そのときなんだよ……!!」


モリマーの身体をハデスの赤い刃が貫きました。
思わずモリマーに向かって駆け寄ろうとしたダラクァルン。
モリマーは残された力でハデスを抑えていた斧をダラクァルンに向かって投げつけました。

「たッ、たまには……、わしのッ!
いうことを、黙って聞きやがれ……ッ!」


来るなというモリマー。
手助けしたいダラクァルン。

ですが、ダラクァルンはモリマーの命令、いえ、意志を汲み取ることにしました。
アシェラはもちろん、冒険者も本当はモリマーを助けたいのです。
ですが、冒険者にも、このまま残ることで事態が好転するという未来が見えませんでした。
冒険者はモリマーの言うとおり引き下がる選択を選びました。

全力で駆け抜けろ、ダラクァルン!

「全力で駆け抜けろ、ダラクァルン!いけぇッ!!」

その声に押し出されるように、扉の外へまっすぐ走る一行。

一行が扉の外に出たあとも、モリマーはハデスを捕まえた腕を離すことはありませんでした。

ハデスは再びモリマーの身体を貫いていた刃に力を込めたのでした。
それでも倒れぬモリマーにハデスは彼に宿った力の根源を理解しました。

赤い刃が貫く

ハデス
「ふむ、その異能の力、あの裏切り者から与えられたものか……。
くく、死ねないというのは、どんな気持ちだ?」
「その呪縛から解き放ってやろう。言い残すことがあれば、特別に聞いておくぞ。」

モリマー
「ヘッ……。いうことなんざなにもねぇさ、次の世代に託した。
老兵は去り逝くってな……。
まあ、なんだ……。俺を逃がした、オーグストと同じ最期たあよ。
嬉しい、もんだ、ね……。」


三度(みたび)、彼の身体を刃が貫いたのでした。


--------------------------------------------------------------

なぜ、皆一緒に天守に行ってくれなかったんだと最初は思いました。
このあと、モリマーが遅れた理由などはなんとなく分かるんですが、
そもそも危険って分かってるのにーって。

とにかくここはハデスの演説(!)と残虐性、そして、モリマーの見せ場につきます。
ハデスは「死による救済」というありがちな発想の事をいうのですが、
FF11プレイヤーとしては馴染み深い「楽園の扉」という
キーワードが出ていることに注目したいです。

少し前にアシェラから聞かされたアドゥリンに昔から伝わる歌や、
今回の楽園の扉など、ここがヴァナ・ディールであることがしっかり強調されています。
楽園の扉とは……
神の扉とも呼ばれ、その扉を開くと、「真世界」に繋がる=現世を「真世界」に戻すこと
といわれている。
真世界とはヴァナ・ディールを創造した神々が眠っている伝説の地とされている。
あくまでも「概念」のようなもので、実際に扉があるわけではない。
アドゥリンはこれまでの世界から大きく舞台が変わったこともあり、
別世界で展開している出来事のように感じられることが多いので、
こういった使い方は効果的ですね。

モリマー、ダラクァルンの主従の関係にもぐっときました。
激しいやりとりの中に、この二者がこれまでどういう関係を育んできたかが
ひしひしと伝わってきて、不本意ながらもこの場を離れる
ダラクァルンの慟哭が聞こえてくるようでした。

また、氷の魔法が追いかけてくる演出の際の選択肢。
以前にも書きましたが、こういう自発的な考えを促してくれる選択肢は
本当に物語に入り込んでいける良い選択肢ですね。
ちなみに私は「立ち塞がる」を選びました。

それにしても、ハデスに勝つ為にまだ足りないものとは一体なんなのでしょうか。


← ひとつ前の話 蘇った三魔君
→ 話のつづき 明らかになる真実

  
コメント
コメントする











 管理者にだけ表示を許可する?

SPAM防止の為、画像認証を使用しております。お手数おかけします。

トラックバック
トラックバックURL
→http://lucent14.blog.fc2.com/tb.php/448-51521698
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)