【前回までのアドゥリンM】
十二家は改めて団結することになり、さらにユグナスの後押しもあり、
神聖アドゥリン同盟の新盟主となったアシェラ。
冒険者はその姿を目に焼き付けて、そっとその場を立ち去ったのだった。

■ 若き指導者

いつの間にかいなくなってしまっていたモリマーとそして冒険者。
新盟主となったアシェラは忙しい毎日を送る日々でしたが、
冒険者のことを忘れたことはありませんでした。

「やっと見つけた!」

ケイザックの地で海を見ていた冒険者がその声に振り返ると、
そこにはアシェラが仁王立ちで立っていました。

怒ってます

怒ってます。完全に怒ってます。

黙っていなくなったことを責めるアシェラをはぐらかそうとするのですが、
そのごまかしは通用しないようでした。

アシェラ
「一緒だって言ったのに……わたしを置いて……いっちゃう、なんて……。」


やや芝居がかった調子で「約束したのに」と言うアシェラに騙されて、すっかり慌てる冒険者。
アシェラはいたずらっぽく笑うと、冗談だといいました。

「いなくなったのは、もちろん悲しかったですけど
あなたの思い、きちんと伝わってますから。」


そんなアシェラを追ってきたのはフレミラでした。
バラモアに直接乗り移られていたせいで、少し快復が遅れたものの、
いまやすっかり元気なっていて、フレミラの希望でもあった
アシェラ専属の付き人となったのだそうです。

なぜか波長があう?

そして、そのフレミラの周りには、ユグナスの働きで誤解を解いてもらい、
和解を果たした森の精霊ハートウィングたちがなぜかくっついてまわっていました。
波長が合うのかなんなのか、すっかり気が合ってしまった様子です。
もっとも、フレミラが遊ばれているような状態ではあるのですが。
その様子を少しうらやましそうに見るアシェラ。

(マ、マダ カンゼンニユルシタワケジャ ナインダカラネ!)
(ナインダカラナー!)


アシェラ
「ふふ、そうでしたね。ごめんなさい。」


兄ユグナスは今では自分の意思でリフキンに自由になれてしまうらしく、
森を見通す目としてアシェラに助言を色々してくれるのだそうです。
人の姿でいるよりも楽だとまで言っているようで、妹しては複雑な心境らしいのですが。

少し前までは一緒に話したり、行動することの多かった冒険者との時間が
すっかり減ってしまったことを寂しいというアシェラ。
それはすなわちアドゥリンが平和になったということでもあるのですが……。

アシェラ
「閉じ込めた風は淀んでいくばかり。
風は、広い世界を吹いてこそ、風なんだと思う。」


「変化」という「風」だと冒険者のことを称したアシェラは、
この先も他にも立ち止まっている人たちの背中を押してあげて欲しいといいました。

「だから、わたしはあなたにずっと残ってほしいとは言いません。
でも、時々でいいからアドゥリンの、いえ、わたしたちの手助けを してくださいませんか。」


それがわたしの望み

そんなアシェラの小さな願いを冒険者が断る理由なんてないでしょう。

そういえば!とアシェラは続けました。

「わたしになにか返す物がありませんか?」

「返す物?」少し考える冒険者。
そういえば、以前、アシェラがイングリッドにさらわれそうになった時に、
髪をまとめるボンネを落としていて、それを拾っていたことを思い出しました。

(これかな?)

ボンネを渡すとアシェラは嬉しそうに受け取りました。
そのボンネは母親の形見だったのです。

母の形見だった

アシェラ
「よぉし!」

髪をまとめはじめるアシェラ。

(よぉし?)

「国を背負ってるんだからって
公務の書類手続きばかりやってられませんよ♪
わたしはわたしらしく、
森と接しながら、国と民を導きたいんです!」


ぽーん!

そういって身に着けていたスカート(といっても、飾りみたいなもの)を
投げ捨てると走っていってしまいました。

アシェラを見失って慌てるフレミラに、アシェラが呼びかけました。

アシェラ
「あなたには悪いけれど、今日はちょっと奥までいってみるつもりなのー!」


また会おう!

そして、冒険者<あなた>に向かって
「また、会いましょうね♪」と大きな声で。

そう、きっとまた会えます。
アシェラはダラクァルンの背に乗って、冒険者の前を通り、
そして去っていったのでした。

アドゥリンミッション・完


とある伝記には、こう記されている──

偉大な女王として

遥かな未来……
同盟国家だったその国は
ひとりの女王を中心として纏まることになり
大きく発展し
世界にその名を残すことになるだろう
そこに至るまでには
まだたくさんの日々が必要だったが……
腰に宝剣を下げた若き女王の傍には
精霊のように小さな樹人と
金色に光り輝く巨大な虎が
いつも付きしたがっていたという……

── fin.


リファーリア

小さな足跡 たどっていくの
色めいた 日だまりをかけぬけて
わたしたち ふたりだけ

ハーサーカを災龍と呼ぶものももういないはず

メモリー
さがしつづけ いざよう 水あかり
まだ見守っていて 羽ばたくから
手を取って 閉じて あしたを待つの

ダラクァルンはこども達の人気者みたいですね

メモリー
追いかけて ゆらめく 影ぼうし
まだ帰らないで 見つめていて
手を取って ほほえんで
あしたを……あしたを待つの

女王アシェラとして

It will remain forever today.


「Forever Today」 PV version


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アドゥリンM完結。

感想はまた別記事にしっかり書こうと思っていますが、
なんとかまとめが終わりました。
今思えば最初からきちんと書けばよかったなぁと思う部分もあるのですが、
こればかりは復帰後から取り上げ始めたということもあり、仕方ないですね。

ボンネの返却を拒否し続けると……ここはやはりアシェラのボンネのシーンでしょう。
ボンネの返却を拒み続けると、右のSSのようにものすごーく仏頂面になってしまいます。
さらに隠しパラメータらしい「親密度」が最低ランクまで下がってしまう模様。

フレミラも希望どおりアシェラ専属の侍女となりました。大丈夫かな?なんて思っちゃうんですけど、なんだかんだでハートウィングと話せてしまっているのはすごいと思います。

エンディングでは過去に起こった出来事、そして、その後のNPCたちの様子が展開されていきます。

SSにも使用したハーサーカ。
もう「災龍」なんて呼ぶ人はいないでしょうね。よかった。
それとダラクァルン(とモリマー)。
本当に楽しそうで、ダラクァルンは子どもたちに人気のようです。
そして、SSははりませんでしたが、イングリッドは笑顔で子ども達に勉強を教えています。

なお、ここの歌詞は動画の「PVバージョン」から引用しています。
フルバージョンも上がっているみたいなので、気になる方はそちらを探してみてください。


← ひとつ前の話 Forever Today -前編-

  
コメント

楽しみに読みにきていました。完結おめでとうございます。
前回はぶしつけなことをお願いしてもうしわけありませんでした><
アシェラちゃんの仏頂面がかわいいですねwその手の趣味の人にはご褒美ですよこれw

11やったことない自分にも読みやすくすんなりストーリーがはいってきました。おかげで、11やりたかったな病に今なっています。(14はパッチ3.1まで休んでます)
最後のれあるーさんの感想もこんな見方があるのか!と楽しみにしていました。
またかよと思われそうですが、れあるーさんの時間が許せばまたこういったお話のまとめとか読みたいです。(お願いではなく、個人的な希望なだけですw)
もちろん、これからも変わらず通わせてもらうんで更新がんばってくださいー!
ロイド│URL│10/30 09:01│編集

■ ロイドさん
ストーリーをうまくまとめられたか正直いまでも自信がないのですが、
すんなり入ってきたとのお言葉を頂き、とても嬉しいです。
そもそも原作がよく出来ていて、私は単にそれをまとめたに過ぎず、
そこに自分なりの解釈も入ってるところがあって、不十分な部分もあると思います。
面白さがどの程度伝わったか……。
でもこの拙文で「FF11やりたかった」と言っていただけたことは、
原作の力のすごさを感じると共に嬉しく思っています。

FF11はおそらく店頭などでも(表現は悪いですが)投売り状態になっていると思います。
機会がありましたらぜひ……!と言いたいところですが、FF14も3.1が控えてますしね!
FF14の方は10日にはVUですし、いっぱい楽しんでくださいね。
れあるー│URL│10/31 13:07│編集
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