【前回までの星唄M】
渦の中の世界はイロハによると「エスカ」という世界ではないかということ。
そこで、冒険者はザイドと再会し、不思議な鈴の音を耳にする。
身体の自由が奪われるその音の謎を追って、冒険者は再びライオンの元へ赴く。
ライオンは自分が見た白昼夢の内容から、冒険者が「闇が滅ぼす未来」を知ったが故に、
かえってその世界がくる可能性が早まっているのではないかと推察した。

■ ざわめきの言霊
ノーグに向かうと、既にイロハは到着していた。
イロハはライオンの言葉から
「師匠が闇と戦う未来」を確定させなければ、
そもそも事が解決しないのではないかと冒険者に言った。
つまり、それはもう少し話の前提にかえると、
冒険者がイロハの師匠となる未来を確定させなければならないということだ。

イロハ
師匠。
闇の王を倒したときのこと、覚えておりますでしょうか?
未来において、私めに、師匠は語ったのでございます。
「そのとき、クリスタルから声が響いた」と。
どうぞ、思い出してくださいまし……。


古い話だ。
冒険者はしばしそのときの状況を思い出す。

クリスタルの声を聞く

巨大なクリスタルを前にして……あぁ、確かにクリスタルの声を聴いた。

あなたは クリスタルの戦士
そしていずれ 光の戦士となる者

多くの聖なる光を得て
多くの邪悪なる闇を倒す旅をしてきた
これからは自らの内に眠る闇を晴らし
より多くの光で満たしていくがよい

そしてあなたはいつしか 戦士の枠を越える
世界が それを求めるゆえに……越えてしまうのだ……


その声を聞いたとき、冒険者は自分の中で心の力が得られた気がした。
それが何だったのかは分からないが、
実際に冒険者はその後数多くの冒険をし、様々な人々と手を取り合った。

イロハ
それだけの大冒険を経験した師匠ゆえ……
未来が滅びるという最後の戦いまで、皆を率いることができたのでございます。


さらにイロハは自分の父が冒険者のことを「使命を背負う者」だと称したことを伝えた。
既に冒険者は多くの邪悪な闇を倒してきてここまで来ている。
しかし、さらに聖なる光を集めて心を満たす必要があるとイロハは力を込めて言った。

そばで聞いていたギルガメッシュがイロハの父親について尋ねた。

イロハ
それは、もちろん……

そう言いかけたところで、ギルガメッシュの手下たちが慌しく部屋に入ってきた。

一体何があったのだろうか

「てぇへんだ、親分!!!」

どうやら、海蛇の岩窟で不思議なことが起こっているらしい。
さらに、海にいる船からはノーグの港に入れないという連絡も来ているそうだ。
二つの話に共通していたのは
「同じ場所をぐるぐる回っている」ということだった。

船の話をした者は「鈴の音」が聞こえたということも言っていた。

冒険者たちはその言葉に思い当たることがあった。
エスカでザイドを操ったあの音色。あれと同じものかもしれない。

ギルガメッシュにそのことを告げると、調査をして欲しいと依頼された。
イロハ、そしてザイドと手分けして、まずは海蛇の岩窟を調査をすることにした。


■ 異質なるもの
調査をしていた冒険者は、海蛇の岩窟内のだいたい中央付近だろうか、
そこにある大きな池のそばで微かな異変を感じた。

チリーン、チリーン。

微かに聞こえてくる鈴の音と、目の前でゆれるベル。
見つめていると、すぐにイロハとザイドもやってきた。
ベルの動きが止まり、ストンと落ちていったとき、何かの気配を感じた。

ザイド
この気配は……!

三人のそばで渦巻く風。
そこから現れたのは、

ザイド
ガルーダ……ではないな。こいつはいったい、なんだ?

セイレーン

そなたら人は、自然の声を聞こうとはせぬ。
我が名すら、皆、忘れてしもうた。


イロハ
其方は、自然を司る大いなるもの!
その名は、セイレーン!


イロハの言葉にセイレーンはすぐに彼女が未来から来たものだと理解した。
しかも、セイレーンはイロハとは違う別の人物により、この世界に連れてこられたと話した。
自分以外にも時間を超えてきている者の存在を知り驚くイロハ。

セイレーン
未来では「時」すらも失われ、
世界すべてが「無」に包まれる……。
だが、その未来を待つ必要はない。
使者は既に降り立ち、そなたたちの背後で笑っているのだから。


背後……。
そこには、クフィム島で冒険者たちがエスカに入るのを見ていた仮面の男がいた。
イロハがその気配に気が付いて振り返ったと同時に、彼女の身体を黒い瘴気が包んだ。
それはまるで、イロハから力を奪っているようにも見えた。
そのまま弾き飛ばされてしまうイロハ。

仮面の男はイロハから力を奪っているようにも見える

そのイロハにザイドと冒険者が気をとられているうちに、
仮面の男は冒険者の背後に回り込んで、その手を冒険者にかざしていた。

この矢、外させ賜うな!

矢が放たれる!

まだ仮面の男から受けたダメージの残っている様子のイロハが矢を放った。

矢は命中!しかし

矢は見事命中し、男の身体は炎に包まれた。

だが、男はダメージを受けている気配はあるものの無事だった。

一方、渾身の力で矢を放ったイロハのほうは、
以前にギルガメッシュの部屋で彼女が消えてしまったときのように淡い光に包まれ、
またもや消えてしまった。

仮面の男の方はセイレーンの方に手の平を向けると、
自らにセイレーンを取り込んでしまった。

セイレーンを取り込んだ!?

ザイド
バカな、ありえん!ヤツは魔物を取り込んでるのか!?

仮面の男はセイレーンを取り込むと、風のように飛んでいってしまった。
あの力はセイレーンの力だろうか。
この場から逃げ去ろうとする男に、ザイドが即座に反応し、後を追いかけていった。

イロハのことも気になるが、現時点での大きな手がかりであるあの男を
みすみす逃がすわけにはいかない。
冒険者もすぐにあとを追うことにした。


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お約束
・ 前提として、全てのミッションをクリア済み(三国ミッションも三国全てクリア済み)の状態でミッションを進めているとお考えください。
・ 登場人物も多いため、人物登場時にできるだけ違和感のない感じで説明を加えるようにしていますが、詳細な設定などについては、あえて省く場合があります。
・ 自身の感想部分については、該当部分をクリア時にメモした当時の感想をまとめています。

物語が動いてきました。
クフィム島で倒した魔物についても、魔物を復活させたというよりは、
仮面の男が自らの力に変えたと考えた方が良さそうです。

そして、冒険者に課せられた「聖なる光を集める」ということ。
一方で仮面の男は、魔物などの力を吸収しているらしい+そのとき黒いエフェクトが出ている
という二点から、なんとなく「闇を集めている」ととらえることも出来そうです。
つまり、それは冒険者の存在とは対をなすということ。
一体、彼はなんなのでしょうか。

あと、一部で少し話題になったクリスタルの声が聞こえるシーン。
あそこは確かに私も見ていてFF14のハイデリンとのシーンのようだと思いました。


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最初から……ヴァナ・ディールの星唄 1

  
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