【前回までの星唄M】
ノーグでテンゼンと再会した冒険者。イロハのことに関する情報はなかったが、
冒険者がもらった勾玉が醴泉神社由来のものであることははっきりとした。
そのとき勾玉が光り、プリッシュの幻影が見えた。
その導きにしたがってデルクフの塔に向かったところでイロハと再会。
ひとまずイロハとテンゼンを引きあわせることなった。

■ 候ふ者たち
イロハとテンゼンを会わせる為に、冒険者がルルデの庭に行ったところ、
大公宮の前でテンゼンと会うことが出来た。
テンゼンは自身の祖国ひんがしを包まんとしている「虚ろなる闇」と、
「未来の破滅」との関連性をイロハに聞きたいと話した。

そこにイロハが現れた。

イロハ
テンゼン殿。私めはイロハ。また会えましたな……。

テンゼン
むぅ?そなたとは初めて会うでござ……
……わかったでござる。未来において、我輩と面識があるのでござるな?


自分の命が今あるのはテンゼンのおかげだと言い、
未来においてイロハはテンゼンと「最後の別れ」をしたことを話した。
テンゼンはそれを聞いて、未来の自分の身に起こったことを理解した。
そして、天を仰ぎ見ると、すべてを理解したうえで、自らの力が及ばなかったことを落胆した。

イロハとテンゼン

しかし、なぜだ。
ひんがしの「虚ろなる闇」の攻勢は、冒険者がプロマシアと対峙した際に侵攻が止まったはず。
それならば、新たなクリスタルの力を奪う勢力でも現れたというのであろうか。
イロハに問うテンゼンだったが、
どうやら未来において冒険者もテンゼンも詳しいことは語ることがなかったとイロハは答えた。

イロハ
すべては突然のこと。
クリスタルから現れた闇が、瞬く間に世を押しなべて包み始めたということでございます。


冒険者たちは何も分からぬままにその境遇に置かれてしまったのか、
それとも、知っていながら何か理由があってイロハには伝えないままに終わったのか、
今は理由が分からないが、とにかく滅びの未来を変えなくてはとテンゼンは考えた。

イロハへ力強く助力を約束したところで、冒険者の持つ勾玉がひときわ強く輝いた。
どうやら勾玉にまたひとつの光が宿ったようだった。

あとはプリッシュだ。
もともとは勾玉を通してプリッシュの幻影にデルクフの塔に呼ばれたようなもの。
イロハも彼女の助けは欠くことができないと冒険者に伝えた。
プリッシュの力を借りる為に、テンゼンとジュノ港で落ち合う約束をして一度別れた。

テンゼンの背中を見送ったあと、
イロハは冒険者に自分の「存在」と「影響」に関する不安を打ち明けた。

未来における闇との最後の戦いにて、
師匠とテンゼン殿が「醴泉島」へやってきてくださったから……
私めは、ある力を受け継ぐこととなり、
その結果、この時代に危機を報せることができ申した。

然れども、ここは、本来ならば私めが「居ない」はずの時代。
私めが「居る」ことで、如何に未来が変わり、定めの針が振れていくのか。
大変に不安ではございます。

ただ、時代の中心であった師匠がいれば……
しかと歩んでくだされば……おそらくは……
私めなど「居て」も「居なくて」も同じ。
最後の決断の時を迎えることができるでしょう。


そういうと、イロハもまたジュノ港に向かって行った。


■ 待ち人来たらず
ジュノ港。
プリッシュがテンゼンとウルミアを伴って冒険者の前に現れた。

プリッシュとウルミア

プリッシュ……かつては「不老である」といった理由などから、
「忌むべき子」として幽閉されていた時期もあった少女。
少女とはいっても先の理由から、実は隣にいる娘よりも年上だ。
プロマシアとの戦いの結果、ようやく彼女を縛っていた「枷」がなくなり「人間」となった。

そして、彼女の隣にいるウルミアはプリッシュの親友だ。
プリッシュがどんな状況に置かれてもずっとプリッシュを救いたいと考えていた優しい娘。
かつては聖歌隊に所属しており、美しい歌声の持ち主である。

プリッシュ
話は大体、聞いたぜ!
テンゼンのおっちゃんがよぉ、「世界が滅びる」だぁ、「お先真っ暗」だぁ、
いろいろまくしたててよぉ……。


そうそう、彼女はいつもこんな調子なのだ。
一度は悪戯で彼女がしおらしくなったことがあったが、
そのときはその場にいたものがみんな固まってしまったほどだ。

プリッシュはまるで冒険者の気持ちを確かめるように
「どーにかなんだろ?」と聞いた。

(どうにもならない……では困るのだ。どうにかしなくては)

冒険者は「なる」と答えた。
その様子を見てテンゼンはプリッシュが楽天的だとあきれる。

しかし、プリッシュは「虚ろなる闇」の件についてはすべて解決したはずだと言った。
つまり自分たちの時代で出来るそれらしい原因については解決済みのはずなのに、
なぜ未来にそういう事態になってしまったのか現状では分からないといった。

テンゼンはそれはイロハにもわからないらしいと伝え、
他に未来のことを知る手がかりとして仮面の男=「無の使者」がイロハを追って、
未来からやってきている事を話した。

プリッシュが手合わせをしたことがあるという冒険者にその男の様子を尋ねたとき、
またもや勾玉が光りだした。激しい発光と共に、勾玉はまたひとつ力を得たようだった。

そういえば……とプリッシュはイロハがどこにいるのかたずねた。
確かに先に港に向かったのにまだ来ていないのはおかしい。
心配したテンゼンは早速どこかへ走っていってしまった。
一方プリッシュはジュノ下層へとイロハを探しに向かっていった。


■ 逃れられぬ運命
プリッシュが下層に行ってしまったので、冒険者はジュノ上層を探すことにした。
やはり情報といえば酒場だろう。
イロハの服装は特徴的だから誰かが見かけたかもしれない。
「マーブルブリッジ」という酒場に向かった。
すると、同じように考えたのであろうか、テンゼンもそこに来ていた。
お互いめぼしい情報は得られなかった。

二人で酒場から出たところでただならぬ気配を感じた。

無の使者を見つける

無の使者だ。

男の視線の先は……あれはジュノの居住区のさらに上、ルルデの庭であろうか。
男を見付けてとっさに駆けたテンゼンの姿に気が付き、
直後……テンゼンの後ろで誰かが倒れる音がした。

振り返ったテンゼンの目に飛び込んだのは、倒れた冒険者だった。

無の使者が冒険者から何かを奪っていた

倒れた冒険者に手をかざす無の使者を見て、テンゼンが刀に手をやった。
力を奪った使者の様子が少しだけおかしいように感じた。
小刻みに身体を震わせながら途切れがちに言葉を発する。

私ハ……永遠に……倒せヌ……
「闇」ヲ……受け入レル……他ないノダ……
「決断ノ時」……そノ時……ハ……近イ……
導くノダ……テンゼン……ヨ……


指差す無の使者

ゆっくりと使者は指をさした。
何かを察したテンゼンは使者が指さしたほうに向かうと、
そこには力なく膝をついているイロハがいた。
そのスキをついてなのか、無の使者は消え、
ようやく冒険者も立ち上がることが出来た。
すぐさまイロハに駆け寄ったテンゼンと冒険者。

弱々しいイロハ

イロハ
……ああ……奪われて……しまい申した……。

テンゼン
奪われた!?

イロハ
鳳凰の力……。フェニックスの力が……。

それだけいうと、イロハはまたもや消えてしまった。

「鳳凰の力が奪われた」この言葉の重要性がテンゼンにはよく分かっていた。
なぜならテンゼンの持つ刀こそ「鳳凰丸」。フェニックスの力を宿す刀なのだ。
ただし、今は事情があってその力は半分に分かたれている。
「鳳凰丸」とテンゼンとは意識をひとつにしているといっても良い状態。
だからこそ、初めてイロハとルルデの庭で会ったとき、
イロハの纏うフェニックスの力の欠片がわずかに「鳳凰丸」に入り込んだことに気が付いた。

鳳凰丸

イロハに宿っていたフェニックスの力は、
未来において「完全なフェニックス」となったその力であろうとテンゼンは判断した。

テンゼン
完全なるフェニックスの息吹は、無敵とも呼べる力。
どのような悪事をも働くことができよう。
そして、ひんがしの虚ろなる闇を完全に晴らすことができる力……。


とにかく早く力を取り返さなければ、フェニックスの力を悪用されてしまう恐れが高い。
早く後を追おうとするテンゼンのところに、プリッシュたちが現れた。

プリッシュは途中で無の使者と遭遇したと言った。

プリッシュ
俺の顔を見るなり
「懐かしい」だぁ「変わってない」だぁ、
怪しいことを言って去っていったぜ!?


テンゼンは無の使者の行方に心当たりがないかプリッシュに聞くと、
「魔笛」のことをつぶやいていたという情報を得た。
ただ、そのつぶやきは、独り言のようで、独り言ではないような、
そんな感じだったということも。

魔笛……今度はアトルガンか。

テンゼンはアトルガンに向かうことになり、冒険者も同行することとなったが、
プリッシュはまだ気になることがあるといってその場に留まることになった。

プリッシュ
奴の心ん中……なにかに支配されてるような感じだったぜ……。

プリッシュの言葉が気になる

最後にプリッシュが言った言葉が気にかかる冒険者だった。


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お約束
・ 前提として、全てのミッションをクリア済み(三国ミッションも三国全てクリア済み)の状態でミッションを進めているとお考えください。
・ 登場人物も多いため、人物登場時にできるだけ違和感のない感じで説明を加えるようにしていますが、詳細な設定などについては、あえて省く場合があります。
・ 自身の感想部分については、該当部分をクリア時にメモした当時の感想をまとめています。

今回登場のプリッシュは本当に色んな背景のあるNPCで、
記事内ではとても触れられないくらいのバックストーリーがあります。
なので、不十分なのは分かっているのですが、簡単な説明になってしまっています。

また、プレイヤーのほかのミッションの進行状況によって、
ここはイベントがものすごく細分化されているようです。
特に大きく異なるのは恐らく、「日輪を担いて」から「世界に在りて君はなにを想うのか?」という
クエストをクリアしたか否かでプリッシュの行動が大きく変わること。
クリア済みの場合は私のように本来のプリッシュ。
未クリアの場合はしおらしいプリッシュの姿がみられるようです。

さて、ここはちょっと冒険者が「傍観者」状態になっちゃってる場面ですね。
特に無の使者に力を奪われて倒れているところからの、
イロハの元に駆け寄るというシーンでは、
実は「え!ピンピンしてるじゃんw」と思いつつ見ていました。
確かに冒険者を倒れたまま放置するのも違和感あるし仕方ないか。

そして、そんなことより重要そうなのが、
無の使者がこのシーンで言っていることと行動が若干伴っていない部分があって、
少し不思議な感じがするんですよね。どういうことなのかなぁ。


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