【前回までの星唄M】
イロハにとってテンゼンとの懐かしい再会を果たしたあと、次はプリッシュに会いにいくことに。
ジュノ港でプリッシュと合流したものの、なぜか先に向かったはずのイロハがやってこない。
各自でイロハを探している途中でテンゼンと冒険者は無の使者(仮面の男)と遭遇。
イロハは無の使者によって自らの持つ「不死鳥の力」を奪われてしまっており、
そのことを告げると冒険者たちの前から消えてしまった。
その後現れたプリッシュの話から、無の使者の次のターゲットが「魔笛」であることを知る。

■ 羅針に従え
無の使者が次に狙うのは「魔笛」。
まだジュノで調べたいことがあるというプリッシュをおいて、
テンゼンと冒険者は「魔笛」を抱えるアトルガン皇国に向かうことにした。

アトルガン皇国とは聖皇ナシュメラ二世によって統治されている国家だ。
冒険者たちが拠点とする地域からは東にあり、
ジュノを中心としたアルタナ四国との正式な国家交流は
近年の冒険者たちの働きにより徐々に活発化しつつある。

「魔笛」とは簡単にいうとアトルガン皇国……というより、
アトルガン地域の秘宝とも呼べるもので、その効果は絶大といわれており、
蛮族もその力の恩恵を得ようと常にそれを狙っているため、皇国では争いが絶えない。

さて……そろそろ、アトルガン皇国についたようだ。


■ 無頼な風

テンゼンの頼みとは

アトルガン皇国につくと、先に到着していたテンゼンが駆け寄ってきた。

テンゼン
アトルガン皇宮へと潜入していただきたいのでござる!

テンゼンはアトルガンでゲッショーと落ち合っていた。
ゲッショーとはヤグードの武人で、アトルガン皇国の東にある国の元スパイである。
どうやらテンゼンはこのゲッショーから、
「無の使者」が皇宮で目撃されたという情報を得たという。
恐らく再び姿をあらわすと考えたテンゼンは、冒険者に皇宮に潜入して欲しいと頼んだのだった。

(潜入もなにも……)

既に冒険者は、聖皇ナシュメラ2世とは友人であった。
ただ、友人だからといって簡単に通してくれる訳ではないことは分かっている。
とはいえ、それほど苦労なく皇宮に入ることは可能だろうと冒険者は考えていた。


■ 咎人を追え
冒険者にとっては「ナシュメラ」……と呼ぶのは正直にいうとまだしっくり来ない。
冒険者の前では「ナシュメラ」は「アフマウ」と名乗り、
アヴゼン・メネジンという二体の自律型のからくり人形を操る明るい少女だった。
実は兄がいるが、事情により皇位継承権は正式にナシュメラのものである。
一度は命を落とす危険にも遭ったが、
ある者の命と引き換えにナシュメラは救われたという過去がある。

その話はまた別の機会にしようか。
目の前にそびえる巨大な壁。この先は皇民街区。その一番奥にナシュメラはいるはずだ。

アトルガン白門


■ 浄化の光
いつもの白昼夢。
イロハが冒険者に語りかけてくる。

どうやら、冒険者はいまのところ正しい選択をして進んできているようだ。
イロハはそれを「三つ目の関所を越えた」と教えてくれた。
ただ、同時に困った事態も起こっていた。

イロハ
ただ……醴泉神社が祀る祭神の力は失われ……
私めは天晶暦884年に留まることが不可能となり申した。


無の使者にフェニックスの力を奪われたせいなのだろうか。
今後はこのような形でしかイロハとは会えないのだろうか。

イロハは皇宮へ迷わず向かえと言っている。
意を決して、門番に声をかけてみよう。


■ 胡乱なる目
アトルガンの一般区域と皇民街区とを区切る扉は「白門」と呼ばれている。
冒険者は今その前に立っていた。
目の前にはいぶかしげに冒険者を見る門番がいる。
冒険者はこの国では「傭兵」という立場であり、決して身分は高くない。
それでも一応顔は知られているようだ。
ただ、「招待状」もないのに中には通せないと言われてしまった。

冒険者は「仮面の男」のことについて聞きたいと門番にいうと、
逆に「仮面の一味に妙に詳しい」と怪しまれてしまった。

大丈夫よ。その者ならなんの心配もないわ

ナシュメラが登場

現れたのはアヴゼンとメネジンを連れたナシュメラだった。
聖皇が現れたことで、慌てる門番。
冒険者は少し引っかかる表現について門番に確認した。

(仮面の"一味"とはどういうことだろう)

門番
仮面をつけた男が皇宮をうろついていたと思ったら、
後日、同じ仮面をつけた女が忍び込んだ事件があったのです。
他の目撃者の話では、あと数人、仮面をつけた者たちがいたそうで……


(女?複数?)

ナシュメラもこの件については詳しく情報が欲しいらしく、
皇宮に通されることになった。

冒険者はこれまで起こったこと、そして未来に起こるかもしれないことをナシュメラに話した。
ナシュメラの困惑を代弁するように、そばにいるアヴゼンとメネジンが喋り始める。

そのやり取りを聞きながら、ナシュメラはひとつの疑問を口にした。

彼女もまた力を貸してくれることになりました

ナシュメラ
問題は、その未来が変えられるかどうかということよね?

メネジン
変えられるから、そのイロハとやらは<冒険者>に教えたのだろう……。

ナシュメラ
そう……。そして、無の使者たち、仮面の一味は過去を変えたくないということなのかしら?

確かに、このままであれば未来は闇に閉ざされてしまう。
無の使者たちにとっての過去、つまり「現在」はこのままであることが
望ましいと考えて動いているということになる。
つまり冒険者たちには下手に動いてもらいたくないのだ。
だが、そうなると……少しおかしなことを彼らはしていることになる。

そんなことを考えていると、アヴゼンが彼らの移動方法について教えてくれた。

アヴゼン
ヤツラハやみノちからデ、くうかんノゆがみヲひらイテ、いどうシテイルようダッタゾ。

メネジン
お前の話が本当ならば、やつらは使う力は、未来の闇の力と言えるものではないか?

ナシュメラは「まだ勝算といえるような自信はなさそうだ」と言いつつも、
冒険者への信頼は厚く、信じているといってくれた。

そして、また一つ勾玉に力が宿ったのだった。

ナシュメラは次に仮面の一味が現れるなら、
魔笛のおさめられている「封魔堂」ではないかと考え、
早速、冒険者とそこへ向かってみることにした。


■ 願え叶え賜え
冒険者たちが着いたとき、既に封魔堂には大きな異変が起こっていた。

衛兵たちは倒れ、魔笛のそばには仮面をつけたミスラが、
仮面の男と同じように手をかざし、まるでその力を吸い取っているかのように見えた。

仮面の女?

仮面の女
チカラ……足りヌ……
こノ……ジダイでハ……無理ナノカ……?
失わレタ……チカラデ……
この……仮面……ヲ……ググ……!


手からこぼれ落ちる光の欠片。
そして、仮面の額に埋められた紅い宝石のようなものが光ったとたん、
彼女は闇に包まれて苦しみ始めた。
何かが暴走しているようだった。

なんとかしなくてはと駆け寄る冒険者の前に、ガゲロウが現れた。
カゲロウの忍術が仮面の女を捕縛する。
そして、背後からはテンゼンも現れた。
テンゼンの一太刀は見事に仮面の女を捉え、女は床に落とされた。

仮面の男は一体どこに

テンゼンは仮面の女に仮面の男の居場所を話すように言った。
そのとき、鳳凰丸が紅く光りはじめた……と同時に、
仮面の女から鳳凰丸と同じ光が浮かびあがりはじめた。

テンゼン
なんと、おぬしがフェニックスの力を持っているのか……?

テンゼンの刀に炎が宿った。

フェニックスの力を取り返す

テンゼン
<冒険者>殿、ご安心めされい。フェニックスの力を奪い返しましたぞ。
ただ、その力のほとんどは、この刀「鳳凰丸」には留まらず……
母なるクリスタルへと戻ったようでござる。


冒険者のほうに向き直ってテンゼンが言った。
完全なフェニックスの力としては得られなかったかもしれないが、
フェニックスの力を無の使者に悪用される心配はなくなったということだ。
その件が解決できたことは良かった。

倒れていた衛兵のうめき声が聞こえた。

注意がその衛兵に向いたときだった。
仮面の女は闇の力に包まれるように消えていってしまった。

しかし、カゲロウはその瞬間を見逃さず、すぐに後を追っていった。
テンゼンは追跡はカゲロウに任せろといい、
ひとまず衛兵たちを治療できる場所まで運ぶことにし、
その後、茶屋シャララトで落ち合うことになった。


この一連の出来事を興味深げにみつめる者がいた。

この姿はバラ……

へえ~、あれが無の使者ってやつ。
舞台の役者として使えそうな気がする。


彼もまた、この件に絡んでくるのだろうか。


-------------------------------------------------
お約束
・ 前提として、全てのミッションをクリア済み(三国ミッションも三国全てクリア済み)の状態でミッションを進めているとお考えください。
・ 登場人物も多いため、人物登場時にできるだけ違和感のない感じで説明を加えるようにしていますが、詳細な設定などについては、あえて省く場合があります。
・ 自身の感想部分については、該当部分をクリア時にメモした当時の感想をまとめています。

アトルガン編、もう少し続きます。
今回も個人的にいくつか謎な部分が出てきていますが、
特に最後の仮面の女の行動は謎だらけですね。

仮面の男とは異なり、吸収しているのは明らかに「光」です。
そして、仮面の宝石が光ったら闇に包まれた点、
このへんがプリッシュがいった「心が支配されている」といったところに繋がるのでしょうか。

仮面の女のセリフが途切れている部分を色々と想像すると面白いことが分かると思います。
これをクリアした直後に思ったことが、
だいたいその後の話に一致していたので、ちょっと嬉しかったですね。
セリフひとつひとつが本当によく練られているなぁと思うことが多いです。

そして、最後に登場したのが最近アドゥリンMで何度もまみえた「バラモア」ですね。
実はここまでの星唄はアドゥリンMだけクリアしていない状態で進めてきていて、
実際それでまったく支障がなかったのですが、彼がここまではっきりと登場したことによって、
私たちはアドゥリンMを先に進めようということになって、一時星唄の進行をストップさせましたね。


← ひとつ前の話 ヴァナ・ディールの星唄 7 「候う者たち」から「逃れられぬ運命」まで
→ 話のつづき ヴァナ・ディールの星唄 7 「つごもり」から「流浪の旅」まで
最初から……ヴァナ・ディールの星唄 1

  
コメント
コメントする











 管理者にだけ表示を許可する?

SPAM防止の為、画像認証を使用しております。お手数おかけします。

トラックバック
トラックバックURL
→http://lucent14.blog.fc2.com/tb.php/509-e7a215d4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)