【前回までの星唄M】
ケット・シーと会うことが出来た冒険者。イロハを助ける手段はないといわれてしまうが、
女神アルタナそのものならば、それが可能かもしれないと言う。
手段については一度リリゼットと会ってみろと言われ、久々の再会を果たすが、
リリゼットもすぐには思いつかないらしい。そんな最中、エコーズにも無の使者が現れ、
冒険者たちの奮闘もむなしく、アトモスの力を奪っていってしまった。

■ 長いお別れ
リリゼットとケット・シーと別れ、一路ノーグへ向かった冒険者。
ここにイロハの手がかりがあるといわれてきたものの、
何か進展でもあったのであろうか。
そんなことを考えながら、ギルガメッシュの部屋の扉に手をかけた。

中に入るとギルガメッシュが「ちょうど良かった」と出迎えてくれた。
ギルガメッシュによると、ミザレオ海岸に現れた時空の裂け目で、
時々イロハが見かけられているという話だ。
元気になったら、自分を追ってくるはずだったのに、彼女は別行動を取っている。
どういうことだろうか。
ギルガメッシュに促され、冒険者はミザレオ海岸に向かうことにした。


■ ディスティニー

特訓中のイロハを見つけた

ミザレオ海岸に行くと、沢山のモンスターを倒しているイロハを見つけることが出来た。
師匠である冒険者が現れたことに驚くイロハ。
イロハはここで鍛錬をしていたのだった。

冒険者と離れて行動していたときのことをイロハは話しはじめた。
セイレーンと会い、
そのセイレーンに「未来から来たイロハの存在が自然の理を乱している」と言われたこと。
セイレーンも同じような存在でありながら、
「現し身」が今の時代に存在することにより、それとひとつとなることで
自然の理を元に戻すことが出来るという話。
しかし、「現し身」のないイロハの場合は……。

イロハ
私めの存在の罪深きこと……。

イロハは冒険者に託している勾玉について聞いた。
その後も新たな光が宿り、満ち足りた光を放つ勾玉をイロハにみせた。

イロハ
師匠には、これだけ多くの強い絆があるのでございますな。

感慨深げにイロハは勾玉を見つめた。

冒険者はまた無の使者に襲われたことを伝え、
そのときに持っていた剣が「エクスカリバー」だったことも合わせて教えた。

イロハ
しかし……エクスカリバーは、世界にひとつ……。
否……まさか……。
……なぜ、師匠を積極的に襲わぬのか……。


そうだ。実は冒険者自身、そのことが気になっていた。
しかし、イロハは何かの結論を導いたのだろうか、
突然冒険者に稽古をつけて欲しいと言い出した。


■ イロハの特訓
イロハに必要な特訓を冒険者なりに考えた。

筋力をあげるべきか、体力をあげるべきか、それともスタイルをもっとよくするべきだろうか。

イロハ自身は、
筋力アップで、貧相な手足を鍛えるということにはとても納得がいっているようだ。
また、体力アップで、打たれ弱い体幹を鍛えることにも納得がいくようだ。
スタイルアップに関しては、イロハの母が「クノイチには色香も必要」と言っていたとは
いうものの、自身はクノイチではないため乗り気ではない様子。
だが、差し入れを用意するというと頑張るといっている。

冒険者は考えた挙句、イロハの特訓メニューを決めた。


■ 累々たる想い
特訓の成果を効率よく得るためには、ある食事を摂取するのが良いと
イロハは母から言われてきたらしく、冒険者はそれを用意することにした。

特訓スタート!

イロハに食事を渡すと、いよいよ特訓開始だ。
本気で、あらん限りの手を使って稽古をつけてほしいとイロハは冒険者に強く言った。

ひとしきり討ちあう二人。

イロハ
有り難うございました!

十分身体を動かし、特訓の成果もしっかり出たのであろうか。

イロハ
師匠、腹が減り申した。
……おにぎりでも共に食しませぬか?


ミザレオの滝を見ながら

ミザレオの滝を見ながらおにぎりを食べた冒険者とイロハ。
ふとイロハが冒険者の顔を見て、はっとしたようにそこに手をやり、
そして口元に持っていった。

イロハ
師匠、おにぎりの海苔がついておりましたぞ。

師匠形なしである。
イロハはつい癖で、冒険者の頬についた海苔を食べてしまったことを謝った。

イロハ
……我が母上は、
「そういったものを食すれば、美しい黒髪が生える」と
常々、言っておりました。

そして、我が黒髪は師匠に初めてお目にかかりしとき、
お褒めに預かりましたもの。
無論、今の師匠はご存じありませぬでしょう?
けれども幼子であった私めには、もったいない……
光栄極まりないお言葉でございました。
それ以来、この黒髪は私めの宝でございまする。


自慢の黒髪

イロハはそういいながら髪に触れた。

ところで……とイロハは無の使者について冒険者に改めてこれまでの話を確認した。

イロハ
無の使者は、師匠に「未来を変えたい」と言ったのでありましたな。
闇の力を集め、闇の力で未来を変える……?
いったい、どういうことでございましょうや。


冒険者も「どういうこと」なのかを考える。が、どう考えをめぐらせてもどれもしっくりこない。
イロハも同じように考えているようだ。

無の使者が何を目的にしているかはともかく、
妨害となる以上は、イロハとしても無の使者との対決は避けられない。

イロハにはフェニックスの力があるとはいえ、
それにも限界があり、フェニックスの力も減る一方だ。

(でも、何度も生き返っているイロハのことも心配だ。本当に大丈夫なのか)

冒険者の心配にイロハは答えた。

イロハ
肉体の痛みなぞ、あの闇に包まれた世界を思えば、
たいしたことはござりませぬ。
この心の痛みは……あの闇の中での孤独を思えば、まだ耐えうるものでございまする。


確かにいくら生き残っても、たった一人誰もいない何もない世界で
いなければならない辛さは……大いなるものセイレーンでさえも蝕んだのだ。
この娘がいかに強固な意志でここにいるのかうかがうことが出来た。

しかしそれでもイロハは自分を「弱き存在」だと言った。

フェニックスの力を自分のせいで何度も使うことになり、
不甲斐ないと自らを責めた。
イロハは自分に万が一のことが起こっても、放っておいてくれと懇願した。

イロハは見捨てるように強く言うが

勾玉に力を貸してくれた人々、これまでの絆、
それらが冒険者を支えるだろう。
そして、自分の命がけの決意を軽んじないで欲しいと言った。

(それも分かる、分かるのだが……)

しかし、冒険者にはひとつ取れそうな手立てがあった。
女神アルタナに会うこと。

イロハは自分のことは別にいいとは言いながらも、
女神アルタナに会うことで未来を変える力や方法が分かるかもしれないと言った。

イロハ
では、早速、古代人へ尋ねに参りましょうや。

どうやら、未来の自分がジュノを治めるカムラナート、エルドナーシュが
古代人であることを話したことがあったらしい。
確かに彼らなら女神アルタナのことは詳しいだろう。
だがしかし……彼らは……。

イロハ
……ああ、わかっておりまする。 そのお二人とも、既に亡者。
よって、私めは古代クリュー人への謁見をお勧めいたしとうござります。


なるほど、クリュー人か。
ひとまず準備を整え、ノーグでイロハと落ち合うことになった。


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お約束
・ 前提として、全てのミッションをクリア済み(三国ミッションも三国全てクリア済み)の状態でミッションを進めているとお考えください。
・ 登場人物も多いため、人物登場時にできるだけ違和感のない感じで説明を加えるようにしていますが、詳細な設定などについては、あえて省く場合があります。
・ 自身の感想部分については、該当部分をクリア時にメモした当時の感想をまとめています。

イロハの母(おそらくあの人)がいかにイロハに強い影響を与えているかが
よく分かるエピソードが散りばめられています。

やはり印象的なのは髪の話でした。
小さい頃に親に言われたことが今でも残っていて、つい……なんてことは、
現実でも実によくあることなので。

そして、イロハも無の使者に対しての疑問を色々抱き始めた模様です。
エクスカリバーの件も気になりますね。
イロハは何かに気が付いたようではあるのですが。

ちなみに特訓シーンが、私は白魔道士のため、
どうやってもイロハに敵いそうにないのがw
にしてもイロハの長刀の構えは本当にお気に入りです。かっこいい。


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最初から……ヴァナ・ディールの星唄 1

  
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