【前回までの星唄M】
醴泉島の岩戸の中にあるセルテウスが残したクリスタルを見つめながら
イロハは冒険者が行なう未来の決断について話をする。
勾玉にもっと光を集めるためにそれぞれにアドゥリンに向かった二人だったが、
イロハはケイザックで無の使者と遭遇し、返り討ちにあい消えてしまう。
傍らにいたバラモアは彼女の命が短いというだけでなく、
冒険者から勾玉を奪い集めてきた光さえも奪ってしまった。
光をなくした勾玉を持って、冒険者は一人アシェラの元へ向かった。

■ 遺されし力
バラモアらしき魔物の出現の情報があった
ララ水道に向かうことにした冒険者とアシェラ。

ただ闇雲に探していても、ララ水道は迷路のようになっており、
恐らくバラモアは見つからないだろう。
出現情報にもあった「黒い蝶」という手がかりから、
冒険者は一ヶ所だけ気になる場所があった。
まずはその場所に行ってみることにした。

黒い蝶を目印に

すると……いた。
バラモアは自分を追いかけてきたのが冒険者だけでなく、
アシェラもいたことに大層喜んでいた。

企みを捨ててこの地より去れというアシェラに対して、
この世界を楽しんでいるだけだと答えるバラモア。

バラモア
ボクのための新しい世界を作るのは止めて、
この世界を救ってやろうと思ってね。


そのときには冒険者はパーティに加えてやってもいいというバラモアに、
静かに横に首を振って答える冒険者。

バラモアはセルテウスに殴り飛ばされたあと、この世界に戻ってくる前に
様々な世界を覗き、これから何が起こるのかを見てきたといった。

バラモア
全世界が滅びる前に、ね。

アシェラが驚いて冒険者の方を見た。
あの時はアシェラがショックを受けないように
あえてその件については触れずにいたのだ。

バラモア
それほど遠くない未来、「虚ろなる闇」で全世界が滅びるんだってさ!

言葉を失うアシェラ

言葉を失うアシェラ。

バラモアは様々な世界を見てきたうえで、
冒険者が持っていた勾玉には虚ろなる闇に対抗する力があるのだろうと予測し、
勾玉に集まってきていた力を使うために奪ったのだと言った。

バラモア
だけど、ねぇ……。おかしな気がするんだよね……。
勾玉にあった力は、光の力ではあるけれど。
生命力というか、先に進む力……そう「時の力」に似ているものなんだよねぇ。


どういうことだろうか。
冒険者はただ「勾玉が未来を示してくれる」「光を集めろ」といわれて
それに従ってきただけだったので、バラモアの言いたいことがよく分からなかった。
ただ、結局勾玉の力では「虚ろなる闇」に対抗しうるものではない
ということははっきりと理解した。

バラモアによると、この勾玉に集まってきている力は
原初にあったはじまりの石がらみの為、神々にも手におえないものなのだという。

はじまりの石がらみ……。

伝説は、こうはじまる。
すべての起こりは「石」だったのだ、と。


FF11オープニング

とある詩の冒頭だ。
ふとそのフレーズが冒険者の頭をよぎった。

その詩はこう続く。

遠い遠いむかし、おおきな美しき生ける石は、
七色の輝きにて闇をはらい、世界を生命でみたし、
偉大なる神々を生んだ。
光に包まれた幸福な時代がつづき、
やがて神々は眠りについた。
世界の名は、ヴァナ・ディール。


なぜ、いま思い出したのか……。
神々すらも「はじまりの石」のあとに作られたとされる
この詩の伝説どおりならば、確かに原初の石由来のものは
何人(なんぴと)にも干渉されないものなのだろう。
なによりも、差し迫る危機に対抗しようとしている状況に
近いものがあると冒険者は感じていた。

闇を払い、世界を生命で満たし

未来がそうなって欲しい、冒険者は強く思った。
とにかくバラモアは勾玉の力は自分にも手におえない類のものだと言った。

バラモア
だから、君の勾玉に力を返してあげようと思ったけど、
タダより安いものはないっていうだろう?


バラモアが勾玉の力の代わりに要求したのは、
ララ水道にある初代王オーグストのオーブだった。
当然アシェラは反発する。
しかし、そのとき勾玉が微かに光を帯びた。
取り出した勾玉は冒険者とアシェラを光で包む。

アシェラの心にはこれまでの旅の記憶が呼び起こされる。
満たされていく想いに、アシェラはオーブをバラモアにではなく、
「冒険者に」託すことを決意した。

アシェラ
わたしは立場上、その遺品の存在を知らなかったことにする。
だから、あなたが自由に使って。


アシェラに信じて託してもらった大切な初代王のオーブ。
彼女との絆が一層深まった気がした。


■ 秘められしオーブ
冒険者はララ水道を探してまわり、
かつてアドゥリンの開拓反対派が使っていたアジト跡に、
そっと初代王のオーブ「覇王のオーブ」が置かれているのを見つけた。

(こんなところにあるなんて……ここにいた人たちは
これが由緒正しいものだったことを知っていたのだろうか……)

そもそもオーブがあることに気が付いていなかったかもしれないし、
気が付いていても、この秘められた魔力は普通の人では
見極めることが出来ないだろう、そう冒険者は思った。

冒険者はオーブを手に取るとバラモアの元へ向かった。


■ 論客バラモア
バラモアの元に戻ると、バラモアがあの詩の一節を唄いはじめた。

バラモア
はじまりの「石」。
七色の輝きで払った「闇」。

その「闇」っていうのは、
確か、虚ろなる闇のことじゃないんだよね。それは「無」。

未来の世界を包み込もうとしているのは、
虚ろなる闇じゃなくて、その「無」なんじゃないかなぁ?


仮面の男のことが頭をよぎる。
彼は「無の使者」と称していた。
ずっと思っていた。「闇」ではなく「無」だったことに対する違和感。
「無」って?それはなに?なにもないってこと?

バラモアに思わず問いかける。
バラモアは自分もあまり覚えていないといい、初代王のオーブを渡すように言ってきた。

オーブを手にしたバラモアは語り始めた。
彼の世界の話を。

初代王オーグストが1000年ほど前に、巨大な魔力を得て
異世界タルタロスを見出したハデスを封じたこと。

オーグストの力の由来は……

この「巨大な魔力」が、バラモアの生まれた世界に関わるものだったこと。
そして、このオーブは元々「ボクの世界のもの」だったらしい。

覇王のオーブを自身に

そういうと、彼はそのオーブを自分の懐に
……「懐」といっていいのか分からないが、ねじ込んでしまった。
すると、その影響だろうか、彼のいた世界に伝わる話を思い出したと言い、
さきほどはよく覚えていないと言っていた「無」について話し始めた。

バラモア
その「無」は、「暗闇の雲」と呼ばれていた。

その「暗闇の雲」は生きてもいないし死んでもいない。実際に在るわけでもない。
光も闇も飲み込んで、すべてを停止させて無かったことにする。
そういう負の存在、いや事象かな?


そもそもヴァナ・ディールや他の世界、もちろんバラモアの故郷も
「暗闇の雲」の中に浮かぶ「島」みたいなものらしい。

ヴァナ・ディールもひとつの島に過ぎない

バラモア
「暗闇の雲」には意思がないけれど、空に浮かぶ雲のような動きはあってさ。
風が吹いたら流れたり、広がったり、小さくなったり……
そして島を……世界を飲み込むこともあるのさ。


これが、今、ヴァナ・ディールに起ころうとしていることということなのか。
この話を信じるも信じないも、冒険者の自由だとバラモアは言った。

バラモア
とりあえず、この力は特別に返しておいてあげる。

取り出した勾玉に再び力が宿る。
約束どおり、勾玉の力を返したバラモアは笑いながらその場から消え去った。

とりあえずこれで元通りになった。
バラモアから得た情報はあまりに大きく、そして情報の整理も必要に思えた。
まずは初代王のオーブを託してくれたアシェラに、
今回のことを報告しに行かなければと冒険者は考えた。

アドゥリン城の門番によると、アシェラはセレニア図書館にいるらしい。


■ 眼前の道
セレニア図書館に行くと、
アシェラはいつか見たときと同じようにスイーツの本に夢中になっていた。

「あ!」冒険者を見つけたアシェラ

冒険者の姿を見るなり、本を後ろに隠したもののバレバレである。

バレバレです

(初代王のことを調べていたらしいけど……アシェラ?)

アシェラは初代王のこともさることながら、
バラモアの言葉から「原初にあったはじまりの石」「神々」などについても
調べてくれていたらしい。

アシェラ
あなたの故郷、中の国のリ・テロアと呼ばれる地方に
関係が深い遺跡があるみたいなの。
東アドゥリンの女神像。
それの原型ともなった神像が祀られてる遺跡らしいわ。


ちゃんと調べてくれていました

冒険者にはアシェラの言う場所がどこかすぐに理解した。
ロ・メーヴの奥にその名もずばり「神々の間」と呼ばれる場所がある。
おそらくそこのことだろう。

冒険者はアシェラにバラモアがした話を伝え、
アシェラの情報を元に、単身、神々の間を目指すことにした。

神々の間へ……


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お約束
・ 前提として、全てのミッションをクリア済み(三国ミッションも三国全てクリア済み)の状態でミッションを進めているとお考えください。
・ 登場人物も多いため、人物登場時にできるだけ違和感のない感じで説明を加えるようにしていますが、詳細な設定などについては、あえて省く場合があります。
・ 自身の感想部分については、該当部分をクリア時にメモした当時の感想をまとめています。

ここは星唄の結末に一気に繋がっていく重要なシーンでありながら、
ヴァナ・ディールそのものはじまりにも繋がる大切なシーン。

ここで「石の記憶」(石の歌)と繋がったとき、私は鳥肌が立ってしまいました。
こんなに沢山の話(ミッション等)が散らばっていたにも関わらず、
最後に帰着したのが「石の記憶」っていうところがただただすごいなぁって。
どれだけしっかりとした共通した世界観を作ってきたのだろうと。

何年にもわたって作られてきたストーリー(世界)を、
ここまできれいにまとめてきたことが、本当に素晴らしいです。
なんだか星唄がもう終わりみたいな書き方ですが、
ストーリーはまだ続きますよー。

石の記憶はプロマシアMで多く触れられています。
その数は全部で5つ。
それらの歌を改めて見てみると、実に示唆に富んだ内容となっています。
私はそのときに、この星唄の結末が見えた気がしました。

この先の展開のネタバレになる可能性が高いですが、
「石の記憶」に興味をもたれた方は記事の最後に参考リンクを
はっておきますので、よろしければお読みになってください。

イベントシーンではやはりアシェラが優遇されています。
スイーツ本のところはやはり本家のミッションで好評だったので、
再びといったところなんでしょうか。

バラモアのこともかなり分かってきましたが、
彼はこの先どうなっていくのか気になります。

さて、次のところも登場人物などの説明が難しそうなんですよね。
どうしようかなぁ、と思いつつ今回はここまで。

【参考】
石の記憶/ネタバレ ← リンク先FF11用語辞典
※本項目はプロマシアM、ジラートM、星唄Mのネタバレに繋がる可能性があります。
お読みになる際は、その点をご注意ください。


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最初から……ヴァナ・ディールの星唄 1

  
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