ドラクエビルダーズ ロゴ

2016年1月28日に発売された「ドラゴンクエストビルダーズ」(以下、ビルダーズと表記)。
発売日に私も購入し、ずっとコツコツプレイしてきました。
発売日から約一ヶ月経ったところですし、
そろそろ私もレビューをまとめようかなと思います。
体験版から印象が変わった部分も多々あります。(体験版の簡易レビューはこちら

以下、私のプレイ状況です。
・ PS4(ディスク版)にてプレイ
・ ストーリーモードはクリア済
・ チャレンジは一部コンプできていません(日数)
・ マインクラフト(+テラリア)のプレイヤー(PC版)

以下、一ヶ月プレイしてのレビュー(主にストーリーモード部分を対象とした)となります。


■ いろいろと細かい改良は必要、だが、面白い

先に言ってしまうと、本当に細かい部分で多くの改良点が必要なゲームです。
ですが、それに目をつぶってもプレイは楽しいです。

この先のレビューでも不満点も多く挙げていますが、
今現在も楽しくプレイしていますし、満足もしています。
次回作があったら、きっと買うと思います。


■ 「たった四章!?」……プレイ時間は人によって様々なストーリーモード

ジャンルが「ブロックメイクRPG」となっているように、このゲームはRPGです。
そこにマインクラフトのようなブロック世界で様々なものを「クラフト」することで、
アレフガルドを復興していくというのがこのゲームの肝となる部分です。

基本的には復興するべき各土地で章仕立てになっており、
メルキド編、リムルダール編、マイラ・ガライヤ編、ラダトーム編の四章が遊べます。

「たった四章?」と思われる人もいるかもしれませんが、
ここはプレイ状況によって「もう終わり」と感じる人と「十分」と感じられる人と
大きく分かれる部分だと思います。
後述するメルキド編を進めていき、ビルダーズの構成が分かったところで、
サクサク派の人と、それでもじっくり派の人とで分かれるところなのだと思います。

ちなみに私はいずれの章もじっくりやっていて、
クリア後の今も各土地の復興を続けているような状態なので、終わりが見えません。
フリービルドも楽しいのですが、やはり、
ストーリーの中で彼らの土地を発展させて行きたかったというのがあって、
ついついそちらに行ってしまいます。

ただ、「ドラゴンクエスト」というRPGの部分に期待を寄せて購入した人にとっては、
純粋なストーリーは短く、物足りないという人もいると思われます。

いかに復興させていこうか

■ ストーリーは大人向けかも

クラフト部分がフォーカスされがちですが、「RPG」でもあるのでストーリーも大事です。
純粋なストーリーとしては確かに短いですが、
そのストーリーはドラクエらしいブラックなテキストも織り交ぜながらの展開。

物を作る力を失ってしまった世界に、
物を作る能力を持った唯一の存在である主人公。
多くのNPCが主人公の顔を見て、「印象が薄い」「ぱっとしない」といったことを言います。
街の復興のたびに見る誰かの夢、
そして、章がすすむごとに「もしかして?」と思わせる主人公の正体。
徐々にあかされるその目的。

冒頭で「あなたは勇者ではありません」と言われる言葉の意味。

面白かったです。どちらかというと大人向けですね。このシナリオは。


■ その後のプレイの仕方が変わるメルキド編ラスト ← ややネタバレ注意!!

ビルダーズで最初に復興させる街「メルキド」。
このラストではボスと戦って、主人公は次の土地に旅立つことになります。

このメルキドのラストのボス戦で、拠点エリアと称される部分の外側が
特殊エリアになってしまい、防御設備などをこのエリアに作っていると
全部無効になることを知ることになります。
(おまけに、実際のボス戦で本当に必要なのは
特定の「所持アイテム」二種類だけで防衛施設までもが不要)

さらに、町の作りによっては攻撃でボロボロになっていきます。
(念のため、ボス戦前はセーブをしましょうね!)

このため、防御設備を拠点の内側に、
ほとんどの場合、拠点をぐるっと囲むように作る人が多いと思います。
もう少し自由度が高い街づくりをしたいなら、
ボス戦後の方がいいことに気がつくと、
もう次の章からはそこまで拠点作りに励まずにストーリーに必要な
最低限のものだけ作ってさくさく進めることも可能です。

なので、この段階でやりこんでしまう(やりこみたい)タイプの人と、
あとからじっくりでもいい(もしくはストーリーだけやれればいい)人との間で
大きくストーリーのクリア時間が変わるゲームです。

ちなみに、ボス戦がない場合も敵からの襲撃はわりと頻繁に起こるため、
よく拠点が破壊されます。ただ、雑魚の襲撃はそれほど大きな被害がないので、
修復も楽なので心を折られることはないと思います。
さすがにボスは対処の仕方を間違えると派手に壊され、人によってはがっくりくるかも。


■ マインクラフト、テラリアとの住み分け

体験版レビューでも書きましたが、
ビルダーズの世界はマインクラフト、でもゲーム性はテラリア寄りだと思います。

マインクラフトはいきなり世界に放り出されて
「なにをしてもいいよ」「好きに遊んで」というタイプのゲーム。
テラリアは一定のクエストやボスの存在が次々と出てくるゲームです。
自由度はどちらも高いです。「やってもやらなくてもいい」のです。

ビルダーズも「やってもやらなくてもいい」ですが、
いずれやらなくては話は進みませんし、クラフトできる内容も増えません。
また、フリービルドモードは「フリー」とはいうものの、ストーリーモードと連動しているため、
ストーリーモードで作れたものしか自由に作れないようになっています。
比較的自由度の高いゲームではあるものの、
そこはしっかりRPGとしてクリアして欲しいという開発側からのメッセージが伝わってきます。

そのため、マイクラでは何をしていいかわからずに途方にくれた、つまらなかった
という人にとっては何をすれば良いか明確でゲームを進めやすいし、
テラリアの2D画面の建築などで操作がしっくりこなかった人にとっては、
3Dである本作は思うように建物などを作り上げることが出来ます。

グラフィックもとてもきれいで温かみがあり、
マイクラとは違い装飾型の家具が沢山あるので、生活感を出しやすく、
さらにNPCの存在がとてもやる気を起こさせてくれるので、
それだけでも楽しいと思います。

作った部屋に名前がついて「機能」として成立するのもいいと思います。
たまたま作った部屋が名前付きの部屋だとうれしいですね。
NPCも褒めにきてくれるしw色んな部屋を作りながら探すのが楽しいです。

マイクラなど未経験の人の方が先入観なく楽しめるかもしれませんね。


■ 操作性について

体験版と大きく印象がかわったのはこの操作性の部分。
主観モードがないビルダーズ。
マイクラに慣れていた私はやはり主観モードが欲しいと思っていました。
ですが、プレイしているうちに、ブロックの設置のクセが分かり、
慣れもあるとは思いますが、今では思ったところにぽんぽんブロックが置けます。

特にL1とR1を使っての設置、それから一番重要なのは
ゲーム内のチュートリアルに大きく出てこない
L1+R1を組み合わせてのブロック設置
これが出来るようになるとすごく楽になりますので、
いまだにブロック設置がスムーズにいかないと悩んでいる方はぜひ試してみてください。

ただ、カメラについてはもうちょっとがんばってもらいたいです。
まず、旋回が遅い。
通常プレイではそれほど支障はないものの、
ボス戦では結構まわす機会が多くて遅さが気になります。
それから屋内での視点。
自己視点がない弊害がここにも出ていて、
屋根の低い場所、狭い場所に行くととにかく見づらいです。

細かいところでは、アイテムを作成するときに、
素材を作って「x個」だけ作りたいというのが出来ないのが不便です。
1個か全部消費して作るしかないのは厳しいですね。
それならば、マイクラやテラリアのようにボタン連打で作れるくらいにしないと!
一番プレイでよく使うところなのでとても気になります。

また、倉庫も1ページ目が埋まっている場合に、
1ページ目にある素材がまだスタック可能であっても、
2ページ目にわざわざ切り替えて一度そこに置いてからまとめないとならないのが不便です。


■ チャレンジモードはいらなかった

クリア後、その章ごとに採点があります。
その要素自体はいいのですが、同時に「チャレンジ」として
「○○を完成させた」とか、「○○を倒した」といった要素もチェックされます。
まぁ、ここまではいいんですが、
一番いらないのは「○○日以内にクリアした」というチャレンジ。

このビルダーズのゲーム性にはまったく合わないタイムアタック。
これについてはいりません。ゆっくり長く楽しめるゲームの妨げになっています。
一番厄介なのはこれをクリアしないと「フリーモード」で
クラフトできないものがある点です。

他のチャレンジについてはクリア時のセーブデータがあれば、
その後達成していけば判定されるのですが、
このクリア日数だけはもう一度初日からやり直さないとどうにもならないところもダメ。


■ 夜、しつこいゴーストに辟易する

必要最小限のバトルしかしたくない人にとっては、夜は恐怖。
そもそも視界も悪いですしね。
マイクラのように松明をつけておけば敵がわかないなんてこともないので、
そこかしこに敵がいます。
マイクラでも夜はゾンビや骨がいるから寝て過ごす!という人は
多かったと思いますが、ビルダーズはそういうタイプにも容赦がありません。
(おまけに拠点外での活動中にベッドだけあっても寝ることが出来ません)

寝て過ごす=時間が経過なので、
先に書いたタイムアタック要素をこなしたいときには寝るわけにはいかないのです。
夜も働け、働け!なのですよ。

で、そのときにやってくるのがゴースト。
かなり遠くからでも主人公を見つけて飛んでくるうえに、
ワープも駆使、しつこく追いかけてくる。しかも次々やってきます。
それは拠点にいても同じ、壁をこえてやってきます。
何で囲もうとなにをしようとゴーストは飛んできます。
あーもう!しつこい!だから夜は寝る!ってなっている人は多そう。
ちょっとゴーストさん多すぎます。

そもそも敵とのバトルも、普段ノンアクティブな敵も
ぶつかってしまうだけで主人公はダメージを受けて、敵もアクティブに変身。
戦わなくてはならなくなります。
ある程度お話が進んだら、スルーできる要素があると良かったなぁと思いました。


■ 高さ制限は意外に気にならない

上を見ればキリがないのですが、よく言われる31段の高さ制限については
実際にプレイするとそれほど気になりませんでした。
もちろん、高さ制限はもっと余裕があるほうがいいし、
地下についても、もっと掘り進められたほうが楽しいので、
次回作があるならこのあたりの制限をもっとゆるくしてもらいたいです。
※ フリービルドでプレイすると「足りない」と感じることはありました。

これまでの知識はゼロに?

■ 新鮮さと利便性

ストーリーで新章に行くときには、これまで集めた素材などは、
すべてその章に置いていくことになります。
レシピについても知識としては蓄積されていますが、
すぐに作れないものが大半です。

おかげで新章では新鮮な気持ちでプレイすることも出来るのですが、
一方で前の章ではアレが作れたのに……といったことも起こります。
利便性でいくと引継ぎできたほうがいいのでしょうけれど、
個人的には新章でリフレッシュというのは悪くないです。

利便性だけで見ると、壁紙システムはすごくいいと思いました。
土ブロックで作ったところは特定の壁材、床材の元を使うと、
その周辺が該当のブロックに変化するというもの。
なので、あらかじめ土ブロックで城壁っぽく作っておいて、
あとから「じょうへきセット」といったようなものを使うと、
その周囲がその素材の壁になります。
コストも安いので、素材不足の場合に素材の補充としても使えますし、
もちろん普通にリフォーム素材としても使えます。
できれば土ブロックにも戻せると楽なんだけどなぁ。贅沢かw

あと、設計図はとても便利なんですが、障害物があるとセットできないところは不便でした。
既存の壁を利用して設計図を基にしたものを作りたくても、壁があることで障害物とみなされ
設置できないんですよね。
結局一度、既に出来ているところの壁を壊してセットしてっていうのをやっていました。
でも、「それっぽい」建物が簡単に出来るので、
建物のデザインを考えるのが苦手な人には便利ですよ。


■ セーブとロードの仕様について

ビルダーズは各章でセーブデータが分かれます。
メルキド編セーブデータ、リムルダール編セーブデータといった具合ですね。
この各セーブデータ内に5つまでセーブをすることが出来ます。

あった方がいいと思うセーブデータは
チュートリアル後(最初のイベント直後)のデータ、
ボス戦クリア前データの二つは個別で持っておくといいと思います。

そして、このセーブデータについても少し。
可能であればゲームを終了させなくても「ロードする」で
各章に移動できたら便利だったのにと思いました。
本当にちょっとしたことなんですけどね。


■ 楽しいからこそ……もう少しストーリー内で遊びたかったこと

拠点として判定されるエリアの広さが縦横であと+5マス分くらい欲しかったです。
また、拠点ランクももっと上げてみたかったです。
すっごく綺麗な水をもっと活かしたいと思っているのですが、
自由度があまりにもないので、水周りをなんとかもうひとがんばりして欲しい。
フリービルドモードでもストーリーモードのNPCがいてくれると嬉しかったなぁ。
なにより、旅のとびらでないといけない島同士に橋をかけて遊んだりしたかったですね。


■ 最後に

フリービルドモードをあくまでおまけ要素だと考えると、
ストーリーモードで過ごした時間によって、
ボリュームがあった人となかった人に大きく分かれるゲームです。

一方で、クラフト部分に重きを置く人ならば、
概ね「ボリュームがある」と言えるゲームだと思います。

すぐ飽きる人も多そうだけど、
一方でずっと遊び続ける人もいそうなスルメ系ゲームであり、
好みの分かれるゲーム。

マイクラより分かりやすく、
テラリアよりとっつきやすく、
世界観はしっかりドラクエ。

次作があるならば、ぜひマルチにも挑戦してみて欲しいですね。
あ、あと、私はディスクで買ってしまったけれど、DL版のほうがオススメ!
ながーくプレイするゲームだと思うので。


※ あくまでも一個人の感想です。


ドラゴンクエストビルダーズ -アレフガルドを復活せよ-
2016年1月28日発売
公式サイトはこちら ← リンク先音がなります。ご注意を。
PS4 7,800円+税/ PS3 6,800円+税 / Vita 5,980+税 いずれもDL版あり
一人プレイ用
マルチプレイ非対応 クロスセーブ非対応


  
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