
FF14をやっていた頃に、
「FF14で一番難しいコンテンツってなんですか?」と
エレさん(FF11ではエルさん)に聞いている人がいました。
そのときエルさんはこう答えていました。
「一番難しいコンテンツは、同じ価値観で遊んでくれるフレンドを見つけることだよ」と。
その通りだなぁって私は思いました。
エルさんはいつもふざけたことを言ってるんだけど、
時々こういう核心をついたこと言うんですよねー。
今、私は、だいたいフレンド二人と行動をともにしていることが圧倒的に多いのですが、
そのフレンドは特に大切な二人です。
一人は前述のエルさん。
そして、もう一人はタルさんです。
最初にヴァナ・ディールにいたのは私でした。
そこで初心者のタルさんと出会って、二人でマイペースに遊んできました。
ウルガランでフェローを出してゆっくりレベル上げして、
その日の経験値が5000くらいたまったら「今日はおいしかった!」なんて言ってました。
タルさんが黒で、私が白だったから、フェローを呼んだとしても、
とにかく敵を倒すのも遅くて大変でしたが、とっても楽しかったです。
それからかなり経ってエルさんが加わりました。
エルさんは後衛二人という構成だった私たちに「前衛」という革命をもたらします。
さらに、一番後発だったにも関わらず、すくすくと育っていきました。
途中からは忍者に転向し、初心者としては金策に苦労しながらも、
盾だったり、攻撃の要となったりで、三人でやれることがものすごく広がりました。
三人でプレイするのが楽しくて、
実は結構ジョブバランス(物理、魔法、回復)も良くて、
他のフレンドから「大変でしょ?」と聞かれたこともありましたが、
そんなに苦労していると思ったことはなかったです。
白黒の二人で上げていた頃と比べたら雲泥の差だったからという
理由もあるかもしれません。
ミッション攻略用の固定パーティにも三人で参加して、
そのパーティでの時間はまたいつもの三人とは違って楽しかったですが、
とにかく三人でなにかをしていることが面白くて。お互いジョブを入れ替えたりしてね。
一時期はゲームの進行度のみならず、
経験値までほぼ一緒なくらいシンクロしていた時期もありました。

そうは言っても、三人とも
好きなゲームのジャンルも、得意なことも、こだわりもバラバラです。
だけど不思議と、
各々のゲームスタイルや「楽しい」と思えることは似通っていたんですよね。
ここ数年は、お互いにリアルの状況などにも大きな変化があり、
特に、タルさんがFF14をプレイする直前に海外に赴任してからは、
ログイン時間のずれや、海外の回線状況などもあって、
それまでのようには三人で遊べなくなりました。
(特にFF14をやっていた時期だったので、
回線が不安定なのがタルさんには厳しかったのです。)
そのため、自然とエルさんと二人で行動することも多くなりましたが、
基本的にはタルさんが来るのを待って遊んでいます。
それが当たり前で、自然なこととして私たちの中にはもう根付いているようです。
タルさんは「先にやってていいよー」って言ってくれるのですが、
きっと、誰がタルさんの立場になったとしても、同じ対応になるのだと思います。
私もそうですが、おそらくエルさん、タルさんも、
ここまで長い付き合いになると思っていなかっただろうな。
多分、オンラインゲームのフレンドで大切な要素である、
価値観やプレイスタイルが、三人はかなり近かったから、
ここまで遊んでこられたのかなと思っています。
そういうフレンドを見つけるのは、
私も長らくオンラインゲームを(いくつか)プレイしてきていますが、
本当に難しいことだと感じています。
私にとっての彼らはそういう難しいことを乗り越えた存在です。
当然、まだゴールではなくて、現在進行形でエンドコンテンツにも匹敵する
難しいコンテンツを進めているのだろうとふと考えました。