ズヴァール城を見ながら

「ひと記事、ひと場所」。
今回はザルカバードです。

初めて強闇天候に遭遇して、裏みたいだと感じたことや、
少人数でズヴァール城で闇王と戦い、記念撮影したこと、
ただただ最初は怖かったことなど、書こうと思えば沢山あるんですが……。
私にとってザルカバードは、限界突破クエストである
「三つの高い山をのぼれ」の思い出がいっぱい詰まった場所です。

私のヴァナ人生の中でも五本指に入るくらい強烈で、
そしてとても大切な思い出です。
今回はその思い出だけで話が終わってしまうと思います。

私がもともとは二人のフレ(エルとタル)と行動をよく共にしていたのは
このブログで何度も触れていますが、
なかでもエル戦さんは、私やタル黒さんよりも、
かなりあとになってFF11を始めたプレイヤーでした。

ここのOPが取れるのも珍しかった
↑ ここのOP取りをがんばったこともありました。

そのエル戦さんがレベル55になり、限界突破の季節を迎えました。
限界突破で指定されるのは、ザルカバードにいるNM三体を倒し、
所定のアイテムを取ってくるというもの。
当時は該当レベルのフルパーティでもクリアは難しいといわれるほど。
特に実装当初はアライアンスを組んで、
さらに救援まで使ってクリアすることもあったそうです。

さすがに私たちがクリアをする頃は、
フルアラパーティを組んで行こうという人はそう多くなく、
レベル75のお手伝いさんを伴っていくことが多かったようですね。

本来ならば、このクエはレベル51で受けられるのですが、
私たち三人はやってみたいことがありました。

一度は三人でNMに挑戦したい。
一体だけでも倒せたらきっとすごいよね。


なので、エル戦さんのレベルが55になるまで待っていました。

物悲しいBGMが特徴でした

当時の私たちのレベルと構成は、
レベル55戦士(エル)、レベル62黒(タル)、レベル62白(私)。
一応、タル黒さんと私はお手伝い枠ではあるものの、
勝利を約束できるような十分なお手伝いであるとはいえませんでした。

NM三体にはそれぞれ特徴があり、
犬(Boreal Hound)……HPが多い、被物理ダメージが倍になる
クァール(Boreal Coeurl)……回避が高い、絶対回避を使用
トラ(Boreal Tiger)……咆哮がこわい、マイティストライク使用

エルさんが最初に向かったのは犬でした。
案の定、初回は敗北したものの、なんとなくいけるんじゃないかという気持ちで、
猛攻タイプに設定したレベル45のエルさんのフェローと、
レベル61のタルさんと私のフェローを出すことに決めて再トライ。そして、敗北。
でも勝てるという妙な確信があって、犬に三戦目を挑むも、これがボロ負け。

Boreal Coeurl

挑戦を開始して三日目。
エルさんが他の場所に行きたいと言い出して、
私たちはクァールの元へ。

回避が高く、また強烈な魔法を放つクァールにエルさんが倒れます。
クァールは二戦やって二敗。
「犬もクァールも勝てそうなだけにくやしい」
「全然かなわない敵だったらあきらめがつくのに」
とエルさん。

タルさんも私もとことん付き合うつもりでいましたが、
一方で三人とも経験値が減っていってることも無視は出来ません。
特に「お手伝いしてもらっている」側であるエルさんは、
そういった申し訳なさのような気持ちが強かったのではないかと思います。

実はこの数日前、当時三人で参加していた
プロマシアMの固定パーティの仲間からも限界突破のお手伝いの声を
かけていただいていました。
それを「三人で行ってみたいから」と伝え、エル戦さんは断っています。

プロMのメンバーのことはまた改めてどこかで書きたいのですが、
本当に良い人たちとのめぐり合わせがあり、
私たちはレベル上げをしつつプロMのクリアを目指していた状態でした。
(その頃はプロMの固定というとレベル75での参加が当たり前でした。
この固定はもともと三国プロミヴォンをクリアして
タブナジアを目指すのが目的であった為、
まだレベル75ではなかった私にも声がかかり参加していました。)

何度ここに飛んできただろう

エルさんは期限を「今週いっぱい」と区切り、
それでダメならお手伝いをお願いすると決めました。

挑戦四日目。
それぞれにハイポタンクやハイエーテルのタンクを用意したり、
出来る範囲でステータスをブーストして……。
気合十分で臨んだクァール戦三戦目。
いくつかのピンチと絶対回避タイムを乗り越え
……ついに勝利することが出来ました。

「はやく(石ひろって)!」
タル黒 「すぐ敵わくよ!」
「にげろーw」
エル戦 「うれしいー、ニヤニヤするw」

そのままの勢いで一度も挑戦したことのないトラへ。
モチベーションはクァールに勝利したこともあってかなり高く、
一撃の重い相手ではあったものの、攻撃は非常に当たりやすかったことから
「勝てそう」という思いを持っていました。
良いところまで追い込んだものの、あと一歩及ばず。ここで二敗を喫します。

Boreal Tiger

そして五日目。いよいよエルさんが決めた最後の日。
翌日には固定パーティがあるため、
このままダメならお手伝いを頼むことになっています。
トラも犬もいいところまではいっているのですが……。

向かったのは引き続きトラ。
前日と同じ負け方はしないと、固い決意で戦って、
とうとうトラにも勝利。

勝利後の喜びも冷めない中で、
すぐにヤグドリの補充などを始める私やタルさん。
エルさんも何も言わずにハイポーションの補充をしていました。
誰が言うわけでもなく、最初に三連敗した犬のところへ向かっていきました。

トラ戦の勢いを持っていきたかったものの、
また一敗を積み重ねて四敗目。
これまでも何度もやった話し合い。
どうすれば勝てるのか、構成、戦い方、位置取り。
不思議と誰もやめよう、終わろうとは言いませんでした。

やめようなんていわない

長期戦で粘るには厳しい相手でした。
できるだけ短期決戦で。

……でも五敗目。

もう日付が変わろうかという時間。タイムリミットが近いです。
私は2hアビリティの時間をチェックしました。……残り57分。

「2アビ復活を待ってもう一回やる?祝福があと57分で使えるようになる」
「気合ならある」
「やろう」

連戦していた私たちは一度休憩のためにログアウト。
でも、私の頭の中は犬戦のことでいっぱいで。
色々調べたりしてみたものの、
大逆転ができそうな案も思い浮かばないままに再ログイン。

Boreal Hound

そして挑む六戦目。
事前に綿密に打ち合わせをした連携。
失敗しないように、そばにいた敵で試し討ちまでしました。
ランページ、フルスイング、トゥルーストライク。
核熱連携からのファイアIIIでのマジックバースト。

うまい具合にフェローがタゲを取ってくれたりで、
今までで一番良い流れがきていました。
その分、フェローのHPはすごい勢いで減っていきます。
追いつかない!MP足りない!

(あぁ、この手があった!!)

私がフェローを回復しなくなったのをみて、
タルさんが回復しようとしてくれていました。

「<タル>さん、フェロー放置」
「え?」
「再召喚できる」

それで全てを理解してくれたタル黒さん。
崩れたフェローを再召喚。戦線に戻しました。
わずかとはいえ、フェローを回復する分のMPが節約できました。

その頃、犬のHPもあと少しというところまできていました。
そして、エルさんのHPも残りわずかでした。

(絶対負けない!!!)

「追い込めー」

エル戦さん、タル黒の怒涛の攻撃の前に、
六戦目にして、犬が倒れてゆくのがみえました。

三人が深夜であるにも関わらず大喜びしたのは言うまでもありません。
エルさんはザルカバードに響くように
「やったー!!勝ったーー!!」とシャウトしました。

エルさんやタルさんは覚えてるかなぁ。
あのとき三人でウルガランまではいけないからと
近くの骨の上にのぼってSSを撮ったこと。

2007年5月撮影 三人が山を登った記念
↑ 当時のSS

計12戦。
翌日、固定パーティのメンバーに少し誇らしげに
三人でやり遂げたことを報告するエルさんを見て本当に嬉しく思いました。

それからわずか3ヵ月後。
この三体のNMたちは緩和策の中で弱体されました。

良いタイミングだったんでしょうね。
自分も限界突破できたような気持ちでかかげた武器。
私のザルカバードといったら、やっぱりこの五日間なのです。
きっと忘れることはないでしょう。


「ひと記事、ひと場所」タイトル一覧

  
コメント

こんにちは、いつも楽しい記事を読ませていただいてます!

私もかなりヴァナ人生が長くなりました。やはり初期の頃の思い出って特別ですよね。
仲良かったフレンドももうほぼいなくなってしまった・・・(遠い目

LV60 のとき欲しかった当時は高価だった両手剣ツバイハンダー。とても仲良くしてもらってた鍛冶職人の友人が「あげるよ」と。それは餞別だったのです。都合により引退すると。とてもショックでしたが涙のお別れを・・・。
それから金策でベドーのNMを狩ることに挑戦した折、LV60ソロではギリギリの強さの敵だったのですが、あぁこれは死ぬなトホホという状況で幸運にも相手の攻撃のミスが続き辛辛々々勝したのです。
使っていたのはその友人からもらった両手剣。
それは単なるゲームの確率論ではあるのだろうけど、あの友人が守ってくれたのかな・・・とその両手剣を背負い雨降るベドーでヒーリングしている自分のキャラを見ながら、切なくなってしまったという思い出。
今もその両手剣お守り代わりに持ってます。

なんて人様のブログで恥ずかしくも語っちゃいましたが、ゲームでここまで深い思い出ができるのもFF11だからこそなのかもしれませんね!

長々と失礼しました!
通りすがり│URL│02/08 17:13│編集

はじめまして。
11は14スタートと同時に引退して、結局14も肌に合わなくてやめたプレイヤーです。
11も星唄が気になっているんですが、結局オンラインゲームからは足を洗ってしまいました。
ですが、こうしてプレイヤーさんのブログを覗いて自分も冒険を楽しんだ気になっています。

レベル75時代の11は苦行も多かったですがドラマも本当に多かったです。
自分は黒メインで、星の輝きを手にが引っかかり全然クリアできなくてフレンドからも他の楽なジョブにかえてクリアしたらと言われたことがあります。
でも、どうしても黒でクリアしたくて証取りをしていたら、そう言っていたフレがいつの間にか同じエリアにきてくれて、パーティに誘われました。
おかげで証取りがすごくはかどり、そのあとも2回失敗しましたがフレの前でクリアすることができました。
いまさらそんなことを思い出して、すごく懐かしく感じました。ありがとうございます。

お三方の深夜の喜びが自分にも伝わってくるようでした。


PS
連投ですみませんが、非公開でコメントを入れさせてもらっています。
一応伏せておいたほうがいいのかなーと思ったので。
もしかしたら自分はずっとファンだったかもしれません(笑
元11プレイヤー│URL│02/09 02:25│編集
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
││02/09 02:26│編集

■ 通りすがりさん
こんばんは、コメントありがとうございます。
本当に初期のイベントは印象が強いものが多くて、自分でもびっくりするくらいよく覚えていたりしますね。

アイテムはどうしてもそれにまつわる思い出があることが多くて、
特に人からいただいたものというのはその人との思い出もプラスされて、
時代遅れだろうが、倉庫の肥やしになっていようが、
出来るだけ手元に残しておきたいと思ってしまいますね。
今でも御守りに持っていてくれてることを知ったら、すごく喜んでくれるでしょうね。
良いお話を書いてくださってありがとうございます。
なんだか優しさみたいなものが伝わってきて、こちらまでにこにこしてしまいました。


■ 元11プレイヤーさん
こんばんは!
既にオンラインゲームは卒業されたとはいえ、
こうして懐かしんで読んでくださっているのは嬉しいことです。
それはヴァナに沢山の魅力があったからこそだと思います。
おそらく元プレイヤーさんがプレイされていた頃と今はかなり様変わりしています。
私も星唄を契機にFF11に戻ってきましたが、最初はかなり戸惑いました。

最後の限界突破。私のフレも黒で同じように苦労していたことを思い出します。
私も一緒にベドーに証を取りに行ったなぁ。
「他ジョブでやれば?」と冗談で言っていたフレンドさんは、
きっと元11プレイヤーさんのことをすごく気にかけていらしたんでしょうね。
良いフレンドさんですね!そっと手を差し伸べてくれているのが嬉しくなります。

非公開コメントの件については……
はい、正解ですw お久しぶりです。
元11プレイヤーさんのお名前も、教えていただいた名前でちゃんと覚えています。

特別隠しているつもりはないのですが、元々FF14のブログでスタートしたことと、
ひっそりと更新をするつもりで始めたということもあって、
完全に切り離していたのはご推察どおりです。
それにしても偶然とはいえ、ここもずっと読んでくださっていたのはとても嬉しいです。
これからもこそこそと更新していきますので、また遊びに来てくださいね。
励みになるお言葉とお気遣い、ありがとうございます。
れあ│URL│02/09 19:24│編集
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